【忍たま】スノードロップ (ページ24)

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24話ページ24

でも昨日ほど、冷たい感じはしなかった。

私の目の補正がかかってなければ。

「そろそろ食堂行ってみようかな」

洗面を済ませて食堂に向かった。特にやることもないし。

校庭にいくとちらほら先生や上級生が見えてくる。

おはようございます、って声をかけても返してくれるのはほんのひと握りだけど。

「あっAさんおはようございっうわぁっ！」

「うわぁっ！？」

「伊作大丈夫か！？」

六年は組の2人…朝から落とし穴に…。

「おはようございます…大丈夫ですか？」

留三郎が引き上げて顔を出した伊作は苦笑いする。

「…あ、Aさん。薬塗りに来るように言いましたよね」

私の顔を見て思い出したのか、どこからともなく薬を出す。

「あっ…ごめんなさい…まだ朝早いから迷惑かなって思ってたら忘れてて…」

「やっぱり忘れてたんだ」

ため息をつきながら手早く薬を塗り込んでいく。

「…随分早起きなんですね」

私たちのやり取りを見ていた留三郎が私を睨む。

「食堂のお手伝いに行かないといけないので…」

「料理、出来るんですか？」

「ある程度なら」

すごく探られてる。

「ちなみに…」

「はい」

「食堂はあっちです」

留三郎が指さしたのは、私が歩いている方向とは違う向き。

「えぇっ…うそぉっ！」

「本当ですよー」

薬を塗り終わった伊作が微笑む。

「…ありがとうございました、」

うう、恥ずかしい。

2人にお礼を言って、教えて貰った食堂の方へ急いだ。

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お星様が黄色に…！
ありがとうございます！！