【忍たま】スノードロップ (ページ15)

今日:5 hit、昨日:35 hit、合計:44,015 hit

15話ページ15

「…そうねぇ。…Aさん？ご飯は少し余ったものでいいかしら」

顔を上げるとまだ半信半疑に私を見つめる目が。

「…はい！もちろんです」

おばちゃんが作ってくれたまかないみたいな料理

「お残しは許しまへんでー！！」

「いっただっきまーす！」

掛け声とともに手を合わせる3人。

「…いただきます」

お馴染みの掛け声に少し安心する。

「2人とも、さっきはありがとう」

小声で向かいに座る左門くんと三之助くんにお礼を言う。

「いえ、Aさんはまだ何もしてないので」

もぐもぐと食べながら当然のように答える三之助くん。

平気そうに食べてるけど

この3人も“天女”の被害者なんだ。

作兵衛くんは話してくれるけれど警戒心が完全に解けたわけじゃない。

三之助くんの言葉も『まだ』という言葉がついている。

「…みんなが心から信用してくれるように頑張るよ」

「…Aさんが何もしない限り俺たちは味方しますよ。左門が懐いてるんだから良い人だって信じてるんで」

「ありがとう」

私の行動の一つ一つが

私の運命を大きく左右してしまう。

気をつけないと。

……………………………………
すいません！少し設定を変えさせていただきました。変えた理由は話がのちのちややこしくなるからです。

それから、ヘイセイから来た、という設定ですが
平成が終わるまでに小説が終わりそうにないのでこのお話の中では平成は終わりません笑

色々と迷惑をおかけしてますが引き続きよろしくお願いします！