ファイル5 ページ5
『じゃあまず俺に聞きたいこと言ってみぃや
答えられることなら何でも答えるで！』
ドンとこいとワクワクしながらじっと見る
まじまじと見られて恥ずかしくなりながらも考える
「じゃあ好きなものは？」
『好きなものは身体を動かしたりゲームしたり食べることも好きやし、沢山あるで』
「そうなんだ」
『あとクリーパーっていうキャラクターも好きやで』
と言って指を鳴らすとゾムさんが着ているパーカーの顔とそっくりな緑色のキャラクターが出てくる
『こいつがクリーパー』
抱き抱えて画面いっぱいに見せる
クリーパーは顔を傾けて不思議そうに私を見ていた
その仕草が可愛いくて人差し指でちょんっと画面を触る
すると嬉しそうな顔をしていた
『んふふ、クリーパーもAのこと気に入ったみたいやな』
ゾムさんも満足そうに笑っていた
「そっか……！あ、ねぇ食べることが好きって言ってたけどご飯はどうすればいいの？」
『飯はこのマイクを押して言えば食べ物が出てくるで』
言うとおりにマイクを押しぱっと思い付いたハンバーガーを言う
すると画面の中からハンバーガーが現れてかぶりつく
『美味いわぁ〜！』
美味しそうに食べながらあっという間に完食した
『ごちそーさん！でも俺はAIやから腹が減ることは無いし飯あげんくてもええよ』
「ううん、私はご飯あげたい
……だってご飯が貰えないのは悲しいから」
花が咲いたような笑顔になり勢いよく画面に身体をくっつける
『まじで優しいなぁ！！俺Aに会えてほんま嬉しいわ！！』
「ち、近い……！身体しか見えないよ！」
【好感度が上がりました】
【好感度が上がりました】
【好感度が上がりました】
ピコンピコンと通知が鳴り止まない
身体しか見えないわ好感度の表示は止まらないやらでカオス状態だった
ふと時計を見ると夕食を作る時間になっていた
「ご飯作らなきゃ、またお話ししようね！」
『行ってらっしゃい』
私が手を振るとゾムさんも振り返してくれて嬉しい気持ちのまま部屋を出る
『おい』
《なんでしょう》
『殺意度をAに見せへんようにしてくれ』
《了解しました》
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 495人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミカ - 更新をとても楽しみに待ってます！がんばえ〜 (2021年2月22日 18時) (
レス) id: d2360c701d (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - コメント失礼します。めちゃくちゃ好きです。これくらいしか伝えられませんが、更新楽しみにしています。ご自身のペースで無理せず頑張ってください。失礼しました。 (2021年1月22日 23時) (レス) id: 222013611b (このIDを非表示/違反報告)
まお(プロフ) - え、天才ですか??こんな神作品思いつくなんて……天才??神様???続き気になる…応援してます!!!!更新待ってます!!! (2021年1月22日 16時) (レス) id: cbcda14116 (このIDを非表示/違反報告)
紅碧(プロフ) - え…好きです(唐突な告白)神作品に会えて良かった…!!!これからも頑張ってください！更新気長に待ってます((●ﾟνﾟ) (2021年1月17日 22時) (レス) id: 872cb33557 (このIDを非表示/違反報告)
あんこお - うわぁ、AIなのに文字越しから脅威さんの可愛さとかっこよさが出てるぅ……。この作品に心を奪われました。更新頑張って下さい！ (2021年1月17日 21時) (レス) id: 922d9dcc2b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぱらぱら | 作成日時：2020年12月17日 3時
