可 愛 い 女 。 ページ32
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虫眼鏡side___
「うーん…。」
虫「どうかした?」
僕の家のリビングで、テーブルにこれでもか!ってくらいもたれかかって顔をしかめながら唸るAの姿。
あ、どうも、東海オンエアの虫眼鏡です。
今日も撮影があり、まだ新居とも言えるスタジオへ向かう前のことだった。
「としみつくん、あと何回寝たら会えるんだっけ…。」
おや?これは、可愛いやつじゃないですか…?
虫「そうだな〜、あと2日で会えるね。笑」
「2日か…、1週間ってさ、結構長いんやね…。」
虫「あら、可愛いとこあるじゃないですか。笑」
「もう!からかわんで…!ほら、行くよ…!」
ついつい可愛くてからかうように僕が煽ると怒って照れだしました、僕の友達はとても可愛いです。
撮影スタジオに着くと、てつや、しばゆー、ゆめまるはまだ来てなくて、りょうくんがソファーで1人寛いでいるだけ。
「おはよ〜」
り「おはよ〜、なんか日に日に大きくなってくよね〜笑」
「今日も元気に成長中なんでちゅよね〜笑」
り「会えるの楽しみだよ〜笑」
なんとも絵になってしまう光景、そしてなんとも微笑ましい光景です。
けれど彼はただのお友達です、こんなの旦那が見たら手もつけられないほど不機嫌モンスターになってしまいます。
こんな事をするのはりょうくんがイケメンすぎるからって訳ではありません。
Aのお腹が日に日に大きくなるにつれ、僕らもお腹の中の赤ちゃんに話しかけることが増えました。
僕も今日朝一番Aと対面した時、ちゃんとベイビーにもお腹をさすりながら「おはよう」と声をかけましたよ。
ちなみにベイビーはてつやが勝手につけたあだ名です。
なんて、そんな事はどうでもいい!
僕は咄嗟にカメラを回し始めました。
「…、なんで撮ってるんですか…笑」
り「あれ?サブチャン?笑」
暇そうにしてたりょうくんも食いついてきました。
すかさず僕は今日の朝の出来事をりょうくんに話す口実として動画にもバッチリ記録します。
り「へー、じゃあもうとしみつに会いたくて仕方ないんだね〜笑」
虫「これはもうとしみつが喜ぶに違いない、動画撮らなきゃな〜って思ってたらついつい回してしまった!笑」
「違う!こいつは確信犯だ〜…!笑」
もう!なんて言ってまた顔を隠すA。
でもからかってる訳じゃないんだよ?
こうゆう姿も見せあって2人にはずっと円満でいてほしいんだ。
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作者名:すーさん。 | 作成日時:2019年5月28日 0時