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尊 さ 。 ページ27

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虫「はい、なんかそこら辺に置いてあったコンポタの素があったから入れてきたよ〜」


と「それ大丈夫なやつなん…?」


「あ、大丈夫、それ持ってきたの私だから。笑」



つわりの影響か、最近自分の食生活が偏り気味だから持ってきたんだと笑顔で話し、虫さんに「ありがとう」と微笑んで伝える彼女。


青白かった顔の色もマシになってきて、彼女もコンポタを飲んでご満悦。


次第にみんな各自がいた場所に戻り作業を再開する。



動画を撮る前だったから撮影準備もあり、「動画には出てほしいから今は休んどきん」とゆうてつやの発言でAには休んでてもらうことにした。



虫「家ではふらついたりしてないの?」


と「妊娠前はよく見かけてたしその都度薬とかも飲んでたけど、妊娠してからは初めてかや…。」


り「まぁ、最近暑いしね、気をつけて見てあげた方がいいかもね。」


て「あいつ昔から夏には弱かったもんな〜」


ゆ「小さい頃からだよ。笑」



ゆめまるが言うには小さな頃も全校集会では必ず熱中症でバテるタイプだったらしいA。


部屋の視覚から微かに見える彼女はこんな話をされてるとも知らずに呑気に笑顔でコンポタを飲んでいる。



Aもだいぶ落ち着いてきた頃、「撮影始めるよー」の合図で今日も長い撮影時間は続いた。



21時頃、虫さんゆめまるAがラジオの収録のため、撮影を抜けた。



と「気いつけろよ?帰り迎えにいくから。」


「うん、じゃあいつ連絡すればいい?」


と「連絡いらん、早く着いたら待っとくから」


「分かった!ありがとっ!笑」



「じゃあお疲れ〜」と虫が告げると続々とお疲れ様の言葉の嵐。


残ったメンバーで撮影を続け、二時間後ようやく終わった。




ラジオ局の駐車場へ着いてから時間を潰しているとAからの着信。



と「もしもーし」


『あ、としみつくん?今終わったんだけどっ』


と「あー、駐車場にいる、車ん中。」


『あ、分かった!じゃあ虫さん達と一緒に出るね!』



電話の声がいつもの声で安心する。


ふらついて倒れかけた午前中が嘘みたいに、撮影もバンバンこなしてラジオの収録までこなして。


こんなにも元気な妊婦の姿を見せされたら、



と「俺も頑張らんと。」



今大切な人を守っている尊さと


これから守っていく命の尊さを感じた。









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簡単に言えば、今多忙中、そして迷走中でございます…笑

不 自 然 な タ イ ミ ン グ 。→←低 血 圧 妊 婦 の 苦 労 。



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作者名:すーさん。 | 作成日時:2019年5月28日 0時

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