一 つ の 仮 説 。 ページ20
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りょうside___
り「あれ、早いね」
「うん、最近ちょっと太ってきたから運動がてら歩いててお家出るの早めてるんだ〜笑」
確かに最近少しだけだけど、前に比べるとお腹が出てきたA。
でも前が痩せすぎてたし、今が丁度いいけどな〜。と思いながら「そうなんだ」と相槌を打つ。
てつやの家に着き家主がまだ寝てるのを確認してから部屋の中に入るとリビングには一番乗りで着いてたAの姿。
てつやはAが来るまでは起きていて、今仮眠をとってる最中だと優しい笑顔で教えてくれる。
「あ、昨日はごめんね?としみつくんが酔っ払って迷惑かけちゃったみたいで…。」
り「お互い様だよ、全然問題ないし面倒見てくれたのが虫さんだからなんの心配もいらんよ?笑」
「虫さんにもお礼しなきゃな〜…笑」って苦笑いを浮かべるA。
愛想つかされてるんじゃないかって心配してたし、大好きな友達同士が別れるのも嫌だし、俺なりに間を取り持とうとした時、Aが急に走り出し向かった先はトイレ。
咳き込みながらトイレと向き合う彼女に気づき、すかさず背中をさする。
「ご、ごめん…笑」
り「大丈夫?苦しくない?」
こくこくと頷くAが落ち着くまで背中をさすり続け、「歯磨いてくるね…!笑」とケロッとした表情で洗面台へ向かうA。
俺の中で一つの仮説が浮かんできた。
でもこれをド直球に女性に聞くのは失礼なんじゃないか、今はまだ仮説として心に留めておこう。帰りにでも他の奴らに相談しようと決め、Aが戻ってくるのをリビングで待つことにした。
としみつside___
虫さんと着たからかいつもよりも早く着けた俺。
家に入ると既にAとりょうとゆめまるの姿。
寝起きであろうてつやはなんとも言えんブサイクな顔して必死に眠気と戦っていた。
り「今日Aを先に帰して6人で話し合いたいことがある。」
いつになく真剣な面持ちで俺らの傍に来て耳打ちするりょう。
首を縦に動かすと「Aには気づかれないようにね。」と釘をさされ、ただ事じゃない直感でそう思った。
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あれ?アオハルって作品名に入ってるのに全然アオハルじゃないぞ〜?
全然スクールラブでもないぞ〜?
詐欺かな〜??←
大幅な路線変更中、最初の設定とだいぶずれておりますが完結目指して頑張らせてください…!!
すーさん。
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作者名:すーさん。 | 作成日時:2019年5月28日 0時