重 い 男 。 ページ19
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り「え、それはとしみつやらかしてるなー…笑」
虫「一緒に住んでるのに甘えすぎてるね〜」
虫さんのこの一言、少し苛立ったけど言葉が出ない。
図星だからだ、虫さんのとこだって一緒に住んでるけどデートはしてる。
俺達の方が関係は長いのにそれが出来てないことに、自分に苛立ったんだ。
虫「夜はどうなの？」
と「それは俺がしたい時にAに言ったり行動に移しとるげ、するのはするけど…。」
飯屋についてご飯食べた後、運転をしなければいけない俺とりょうに合わせて虫さんもお酒を飲まず、完全シラフのまま小っ恥ずかしい話をする。
虫「向こうからのお誘いはなし？」
と「お誘いなしってゆうか、付き合ってからあいつからしたいって言われたことはない。」
り「まぁ、その欲は人より薄そうだしね。笑」
りょうの言葉に｢確かに。｣と一言いい頷く虫さん。
こんな相談に乗ってくれる優しい二人に彼女のそんな部分を予測されることすら、心の狭い俺は軽くヤキモチを妬いてしまう。
Aと付き合って分かったこと、俺はかなり重い男だ。
嫉妬も執着心も凄いし、メンバーだから許せてるとこはあるけど、たまに距離が近いとメンバーですらイラついてしまう。
メンバー外のYouTuberになると尚更だ。
と「俺、愛想つかされてんのかな〜…。」
惚れて惚れて、惚れまくってる女。
今も変わらず大好きな女。
今更離れることなんて考えてもいなかっただけに、最近距離を置かれてることが耐えれん俺がおる。
二人に｢すまん｣と声をかけ、飲まないと決めていた酒を注文してしまった。
翌朝になると俺はしっかり布団で寝ていた。
でもいつもと違う。
虫「あ、おはよ〜」
と「ここどこ…？」
虫「僕んち。浴びるように飲むからそうなるんだよ？」
やれやれと言わんばかりにため息をついて｢着替えたらリビングにおいで｣と言う虫さん。
今日も撮影、Aは怒っているだろうか。
俺が100悪いのに、なんとなく顔を合わせずらくて
着替える足取りすら重かった。
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作者名：すーさん。 | 作成日時：2019年5月28日 0時
