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それから1ヶ月後、私達は約束していた旅行へきていた。
出会った頃は真夏だったのにもうすっかり寒くなった季節を感じ、出会ってから結構経ったんだなと物思いにふける、
そんな横で騒ぐうるさい男を見つめる。
目黒｢うわっ！すごー！A見て！海見える！｣
｢分かった、見えるから静かにして〜｣
目黒｢やっぱ来てよかったわ！｣
いつもよりもテンションが高く騒がしい蓮を助手席に乗せ旅行先で借りたレンタカーを走らせる。
目黒｢A、楽しもうな｣
｢うん、そうだね｣
嬉しそうな蓮を見ると、こっちまで嬉しくなった。
一日目は観光地を巡って記念撮影、二日目はご当地の食べ物を巡る食べ歩き、
楽しさのあまり二泊三日の旅行はあっとゆう間に過ぎていった。
目黒｢あー、馬鹿みたいに騒いだな〜｣
｢昨日とか酔っ払ってすぐ寝てたよ、笑｣
目黒｢安心しきってるんだろうな〜、Aといるから。笑｣
｢なにそれ、笑｣
帰りの荷物をまとめながら蓮の言葉に笑って誤魔化そうとした時、こちらをじっと見てくる蓮と目が合った。
｢…なに？｣
目黒｢Aさ、クリスマス空いてる？｣
｢仕事以外特に予定ないけど、？｣
目黒｢仕事終わりでいいからご飯行かない？｣
｢分かった、じゃあ予定空けとくね｣
｢おう｣と言ってにこやかに笑う蓮の横顔はいつ見ても綺麗で少し苦しくなる。
ほんとは少しだけ期待してる。
一緒に過ごす時間が増えた分、蓮への気持ちは日に日に募るばかりだった。
きっと私は蓮が好き、
でも、この気持ちを伝えることより
今の蓮との関係が壊れる事の方が私には耐えられないからいつまでも気持ちを伝えれずにいる。
確信がないと行動に移せない自分が大嫌いだ。
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続く (更新停止中)
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作者名：すい | 作成日時：2022年7月19日 1時
