鬼殺隊癒しの春柱【鬼滅の刃】

第4幕 合同任務 ページ4

不死川 実弥 side




『実弥さん！おはぎが落ちてました〜』



不「…ソイツは汚ぇなア…。」



鬼殺隊きっての癒し


春柱 桜小町 A


今でこそコイツの事を大事にはするが昔の俺はそれはそれはお前の事を毛嫌いしていた




産「風の呼吸、春の呼吸は合性がいいと思う。よって、二人合同任務に行ってもらいたい。今回は少し鬼の数が多いよ。気を付けて行くように。」



不「『御意。』」



お前に助けて貰うまでは＿＿。





『し、不死川さんっ！一人で行かないでくださいよ〜っ！』




そう言ってちょこちょこと俺の後ろを着いてくる。鬱陶しい。




不「チッ…鬱陶しいんだよ！お前！一人で任務も出来ねぇなら柱なんか辞めちまえェっ！」




ビクッと肩を揺らして怯えるお前の様子が余計に俺をイライラさせる




ムカつくんだよ




優しいから、容姿がいいから、それだけでちやほやされてよォ。




実力もねぇくせに柱なんかになって




俺はこんなにも努力をしてこの階級まで上り詰めたってのによォ。




不「出てこいっ！鬼っ！！」



鬼「ヴァァァァァァッ！！！」




次々と俺に襲いかかって来る鬼


数十匹は居るな


こんなの俺一人で十分だって証明してやる




不「風の呼吸 参ノ型 晴嵐風樹」




最後の鬼の頸を斬って、血を払い、鞘の中に刀を収める




不「俺一人だって…チッ…早く帰るかァ。」





そう言って下山しようとした時だった




鬼「ヴァァァァァァッ！！」





鬼？！？それも何十匹！



間に合わねェッ！！




『春の呼吸 鶯の囀り 訪れ』




そいつは一瞬で鬼の頸を斬った



それはもうすげェ速度で




こちらを振り返るソイツはいつもの優しい雰囲気とかそんなものはこれっぽっちも持ち合わせてなく、纏う空気は 怒りそのもの




ビリッと全身に電流が走った

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