仲間 ページ19
貴方side
「私は…軍には入りません。」
俺がそう言うと皆少し驚いたようだった。
gr「！…理由を聞かせてくれ。」
俺が、軍に入りたくない理由…
「…私にも、仲間がいました。彼らと過ごした日々は空を見ている時の様に楽しかったんです。
ですが、彼らは 死 にました…実験で。私も実験に使われましたが生き残ってしまいました。そして、家族さえも実験に参加させられ、結果は仲間と同じ…私は、もう大切なものを作れません…失いたくないんです。」
全員「…。」
「…それだけじゃ、ないんです。」
そう、それだけじゃない。ずっと俺に纏わりついているもの。
全員−A「「「「？」」」」
「この国は良い国です。人々からは笑顔が溢れ、軍の方々は強く、国民の事を大切にされています。」
tn「ちょいまち、国民のことはええとして、なんで軍の事迄わかるんや？」
「先程話した通り、私の魔法は植物との会話が可能です。この軍の人の話は廊下の植物達の様子と会話で理解しました。」
tn「…」
「植物も、国民も、軍も、私の国とは比べられないものです。そんな国に憎しみ、恨み、苦しみの血で濡れている私はいられません。」
gr「…戦争か？」
「はい。でも、あれは戦争とは言い難いです。私の国は、他の国に宣戦布告を行わず街を襲うだけ襲い、旗も掲げず実験の成果を試していたのです。罪のない人々を……もう数え切れないほど 殺 しました。
そんな私に……居場所なんてありません。」
そう言うと…俺の中の何かが、閉じる音がした。
さて、この国を出たあとどうするか。考えないとな…
と、思ったんだけど。
全員−A「「「「なんやそんなことか。」」」」
えっ、
「わ、私には結構大切なことなんですが…」
何故か俺以外のほとんどが笑っていた。
さっきまでの重い感じの空気はどこに行ったんだこの人達？？
gr「そんな簡単に死ぬ奴らはここに居ないゾ。」
「いや、ですから…」
kn「せや、お前みたいな闇持っとるやつごろごろ居るで。」
え？？ゴロゴロ？？？
「そ、そんな事言われましても…」
多分、もう傷つきたくないんだ俺は。だから、軍に入ることを拒んでるんだが…
gr「そういう事だが、どうだ？」
え？どうだ？
「どうだと言われましても…」
えぇ…？これ勝手に入れられる空気なんじゃ…？
理由話した意味とは…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 303人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しめじ(プロフ) - 2に入ります！ (2019年7月15日 21時) (
レス) id: e5a042ba7d (このIDを非表示/違反報告)
しめじ(プロフ) - 今回の話の内容を少し変更しています！ぜひお読みください！！！！ (2019年7月12日 7時) (レス) id: e5a042ba7d (このIDを非表示/違反報告)
しめじ(プロフ) - すみれいんさん» そうですよね。すみませんご心配をお掛けしました！！ありがとうございます！ (2019年7月6日 7時) (レス) id: e5a042ba7d (このIDを非表示/違反報告)
しめじ(プロフ) - シオンさん» いえいえ！！お気になさらず(●´▽`●) (2019年7月6日 7時) (レス) id: e5a042ba7d (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - しめじさん» 他の方の作品も見ているのですが、やはりテスト期間等入ったり急な用事で投稿できない…と言う人もいますので！投稿しなきゃって思って追い込まれてしまってはいけないので！無理のないよう頑張って下さい！ (2019年7月5日 22時) (レス) id: 0dc2b364d7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しめじ | 作成日時：2019年5月21日 22時
