開け、夢の扉！【東海オンエア】

私のヒーロー ページ41

「がびーん...」


『...やっぱり、ちょっとだけ遊んだげる。おつかいあるから、ちょっとね！？』


【やっぱりなんだかんだ優しいAちゃん。てっちゃんはすっかり顔が明るくなりました。】


「よーし！じゃあヒーローごっこしよう！」


『私敵やる！』


「えー、いつもA敵やん、いいの？」


『敵がいいの！』


【Aちゃん、ヒーローごっこの時はなぜかいつも敵役を選ぶらしいです。なぜなのかは、お母さんにもわからないんだとか。】


「はっはっは、おれは正義のヒーロー！お前を助けに来たぞ！」



『はぁっはっはー！やれるもんならやってみろ！』



.



.



【さて、ヒーローごっこを始めてから時間経っていました。
それに気づいたてっちゃんのお母さん、おつかいに行かせようとAちゃんに話しかけます。】



「A、そろそろおつかい戻らんと！」



『あ、そうだった！じゃーねてっちゃん！』



「えー！嫌だ嫌だ！！」



【Aちゃんに帰ってほしくないてっちゃん、駄々をこねます】



.



『じゃーねー母！』



「気をつけてね！」



「俺は！？」



『じゃーねー母！』



【30分かけてやっとてっちゃんを説得したAちゃん、呆れてお家から出てきました。】



『てっちゃんとはしばらく会わんでええな。』



虫［Aちゃんこの時からてっちゃんの扱いわかってんだね］

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