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「傑くんもどーぞ」 ページ10

運ばれてきたケーキに傑は目眩がした。


店頭に並んでいるくらいでしかこの光景は見ることが出来ないと思っていたのに、自分たちのテーブルにここまで高級なケーキが並ぶとは。


好きな物食べてと言われたが、ここまでくるともう何でもいいと思ってしまう。
そのため傑は自分の目の前に運ばれてきたものを選んだ。


『あ、悟。それ1人で全部食べないでよ』


悟「じゃあもう一個頼めばいいだろ」


『そんないっぱい食べられないもん。いろんなの食べたいの』


Aがそう言えば、悟は仕方ないと一口分をフォークにとってAの口元に運んでやる。

それを食べれば「これも美味しい」と微笑んだAに、悟も「俺のチョイスだから」と自慢げに笑った。


そんな2人をボーッと無意識に眺めていた傑の目の前に、ケーキの乗ったフォークが近づけられた。


驚きながらフォークを持つ手を辿ってみれば、Aがニコリと微笑みながらこちらを見ていた。


『これも美味しいから傑くんもどーぞ』


傑「え、」


ケーキとAを2、3度交互に見た傑は、戸惑いながらも口を開く。


そして目の前のケーキを食べようとした瞬間、グイッと差し出されていたAの手が引かれた。

目を見開いた2人がそのままケーキを目で追えば、パクリと悟の口の中に入っていく。


『もう、なんで傑くんの横取りするの?』


悟「食いたかったから」


『ちゃんと順番にあげたのに』


突然のことにポカンと口を開けた傑を見て、悟はニヤリと笑った。
その顔を見た傑は、開いていた口を引き攣らせる。

「俺が食わせてやるよ」→←「…ハイ、大丈夫です」



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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 夏油傑   
作品ジャンル:アニメ
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面白い - 好きぃぃぃぃぃぃぃぃです!素敵な作品をありがとうございます♡ (7月30日 10時) (レス) @page25 id: 692c19161a (このIDを非表示/違反報告)
ふぐひらめ - ほぅわはぁ〜(?)……好きです。完結ですか!? (2022年4月23日 21時) (レス) @page26 id: f76242864c (このIDを非表示/違反報告)
たろ。(プロフ) - 夢主クセ強 www (2022年3月14日 23時) (レス) @page26 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - なんだこれ最高かよ、、、、、、 (2021年7月29日 6時) (レス) id: 324728c5bd (このIDを非表示/違反報告)
うさ - うおおおおここで終わりですかァァァ (2021年7月18日 7時) (レス) id: c396716e54 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アコ | 作成日時:2021年1月10日 1時

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