「マジで会わねえ方がいいと思うぞ」 ページ1
悟「そういえば今日だったな」
ケータイをいじっていた悟が、画面を見ながらそう呟く。
その呟きが聞こえたのか、授業の合間の休み時間で同じくケータイをいじっていた傑と硝子の視線が悟に集まった。
傑「何が今日なんだい?」
悟「姉貴帰ってくんの」
傑・硝「…姉貴???」
_____…
放課後、悟が姉を校門まで迎えに行くというので、興味本位で傑と硝子もついて行くことにした。
悟「マジで会わねえ方がいいと思うぞ」
硝「なに、五条。もしかしてシスコン?友達に姉を紹介したくない系男子?」
悟「俺は真面目に言ってんだよ」
悟たち3人が出会ったのはほんの数カ月前。
しかし、現時点でお互いの性格なども理解し始めていたのだが、ここまで真面目な表情で話す悟を傑と硝子は見たことがなかった。
硝「めちゃくちゃブスとか?」
傑「いや、姉弟ならある程度顔は似ていると思うからその可能性は低いな」
硝「じゃあ性格悪いとか?」
傑「それだ」
悟の数歩後ろを歩きながら2人は小声で会話する。
性格が良いとは言えない悟が言うほど(言ってない)性格悪いとは、どれ程のレベルなのか2人はだんだんと緊張してきた。
悪口のような2人の会話は、歩きながら器用にケータイをいじっている悟には聞こえていないようだ。
そろそろ校門というところで、3人のものではない声が聞こえた。
『あー!悟だー!』
声がした方を見れば、こちらに駆け寄ってくる一人の女子学生。
髪は悟と同じ色で長さは鎖骨より少し下くらい。しかし目の色はそこら辺にいる人間と変わらない色だった。
ひと目であの人が悟の言っていた、五条悟の姉というのは分かったが、別の意味で傑と硝子は目を見開いた。
硝「え、あの手に持ってるのって…」
傑「呪霊…か?」
3241人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
面白い - 好きぃぃぃぃぃぃぃぃです!素敵な作品をありがとうございます♡ (7月30日 10時) (レス) @page25 id: 692c19161a (このIDを非表示/違反報告)
ふぐひらめ - ほぅわはぁ〜(?)……好きです。完結ですか!? (2022年4月23日 21時) (レス) @page26 id: f76242864c (このIDを非表示/違反報告)
たろ。(プロフ) - 夢主クセ強 www (2022年3月14日 23時) (レス) @page26 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
ピ(プロフ) - なんだこれ最高かよ、、、、、、 (2021年7月29日 6時) (レス) id: 324728c5bd (このIDを非表示/違反報告)
うさ - うおおおおここで終わりですかァァァ (2021年7月18日 7時) (レス) id: c396716e54 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アコ | 作成日時:2021年1月10日 1時