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「しょーこちゃんアリガトー」 ページ46

傑「Aのところに軽食持っていくけど、悟も行くかい?」


悟「行かね」



まだ仲直りしないつもりか、と傑は呆れながら軽食用に作ってもらったおにぎりを持ってAの部屋に向かう。それに仕方なく硝子もついて行った。



ノックしても返事はなく、ダメ元でドアノブを回してみるとすんなり空いたことに、不用心だなと傑と硝子は思った。


電気は消えており、部屋の中は真っ暗。
廊下からの光で布団が盛り上がっているのが見えて、寝ていることが判断できた。


傑「A、軽食持ってきたけど食べるかい?」


眠っていて聞こえるかは分からないが、一応声をかけてみる。
するとモゾモゾと布団が動きながら「んー」と低い声が聞こえてきた。


廊下からの光に眩しそうにしながらうっすらと開かれた目に、眉を下げながらも微笑む傑の姿が映った。


『おいといて』


寝起きで掠れた声でそういったAは、まだ眠いのか再び瞼を下ろす。



傑「じゃあとりあえず手だけ硝子に治してもらいな」



そう言いながら、ドアの前に立っていた硝子を手招きする傑。
そして治療しやすいように部屋の電気をつけた。


眩しさで眉を寄せながら布団に潜り込むAに、せめて手だけでも出せと言う。
言われた通り、布団から出てきた手を2人は覗き込んだ。



傑「私が行く前はここまで酷くなかったんだけどね」


灰原か七海が応急処置したのか、巻かれていた包帯を取れば聞いていたように手のひらはとても痛々しかった。



早く部屋に戻りたいのか、硝子は無言でテキパキと治療していく。


傑「止められても懲りずにまた訓練し始めると思っていたけど、素直に休んでいて偉いじゃないか」



傑がそう言うと、布団の中からくぐもったAの声が聞こえてきた。


『呪具庫出禁になった』


聞き取れたのか、治療をしていた硝子がその言葉にフッと笑う。
そして「終わったぞ」と手を離した。


傑がAの手を見れば、綺麗に治療されていて流石と感心する。


硝「じゃ、戻るから」


傑「あぁ。A、お礼くらい言いな」


『しょーこちゃんアリガトー』


夏油の言うことなら聞くのか?と心の中で思いながら、硝子は「その呼び方やめろ」と言って部屋を出ていった。

「オッサンって…」→←「何でそこまでやってんだよ」



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設定タグ:呪術廻戦 , 男主   
作品ジャンル:アニメ
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(プロフ) - 織田作、、、。好きです!これからも頑張ってください! (2021年8月21日 16時) (レス) id: 95df5f81b7 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 織田作、、、。好きです!これからも頑張ってください! (2021年8月21日 16時) (レス) id: 95df5f81b7 (このIDを非表示/違反報告)
アコ(プロフ) - にゃんさん» またまたのまたコメントありがとうございます!六眼の持ち主は流石に笑いました(笑)ちょっとずつですが、更新していきますのでこれからもよろしくお願いします! (2021年1月13日 0時) (レス) id: f73a02885d (このIDを非表示/違反報告)
にゃん - 実は私、六眼の持ち主でして、、アコさんは間違いなく持ってる側ですね←わかるんですよ私、最強なんで(( 笑笑とんだ茶番ですね、面白かったんでコメントまたまたのまた返しちゃいました!気長に待ってます〜頑張ってください! (2021年1月11日 0時) (レス) id: 42196c1688 (このIDを非表示/違反報告)
アコ(プロフ) - にゃんさん» またまたコメントありがとうございます!え、もしかして気付いてないだけで私呪術師でした…?調子乗りましたスミマセン…(笑)冗談でもそう言って貰えてとても嬉しいです!!ありがとうございます!ネタ絞り出して頑張ります! (2021年1月9日 3時) (レス) id: f73a02885d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アコ | 作成日時:2020年12月21日 21時

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