多重人格・超能力者 (ページ3)

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2話ページ3

空「僕は学校に行ってくるよ。」

貴「うん。」

空「ついてくる？」

行ってもいいなら行く。

というと、

空「じゃぁ、おいで。」

と私の手を引っ張る。

お兄ちゃんは極力私を一人にさせない。

買い物行くときも来る？

とか、行く？

ばっかり。

お兄ちゃんの手は大きくて

あったかくて・・

落ち着くんだよね。

お兄ちゃんはいつも図書室に行くから私は

お兄ちゃんの隣で寝てる。

やる事ないしね、

そういえば、お母さん達と何年あってない

っけな。

貴「んー、」

空助の長い髪で遊んでいると、

空「どうしたの？A」

と名前を呼ばれる。

んーん、何にもない。

と答えるが、お兄ちゃんに隠し事は無理なようで、

空「答えて。」

と、顔を手で挟まれる。

貴「お母さん達の事だよ。」

というと、

今度行ってみる？

と意外な言葉が返ってきた。