# ページ7
「テメェ…Aを離せェ！！」
「実弥…！」
男の登場に少し戸惑った俺の腕から彼女は脱出し、男の後ろへと隠れる
男もまた、彼女を守るように立ち俺を睨みつけた
「大丈夫だ、A…今、解放する。
君を救う」
俺はポケットからナイフを取り出した。彼女は小さく悲鳴を上げる
すまない、君に嫌なものを見せてしまう
でも君を救うにはこの方法しかないんだ
俺はナイフを握り真っ直ぐと男に向かう。命の危機に立っても彼女を守っていることには尊敬する。だが、彼女は俺のモノ
その役目はお前じゃない
ナイフは案外、サクッと刺さった
相当鍛えられたであろう男にはこんなに簡単には刺さらないはず…
俺は目を開けて前を見た
そしてその光景に愕然とする
.
「A…、？！」
「な、んで…」
「だめ、だよ…杏寿郎…。わ、たしのために、…じん、…せいを…ぼうに、ふっちゃ……」
「A、！もう喋るなァ！」
男の腕の中で必死に息を整えようとする彼女の腹からとめどなく血が流れてくる
「A…」
「触るなァ！Aに触るんじゃねェ…！」
今更気づいた。キラリと銀色に光る指輪
二人の薬指には同じものがはめられていた
「あァ…！くそ…、血が止まらねェ、！」
赤い赤い赤い血が、ダラダラと止まることなく流れる
「あ、あ、…ア゛ア゛ア゛ァァァアア！！」
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ココ丸(プロフ) - なんだかとっても美しくて滑稽な3人の人生を眺めていた気持ちですね、壮絶だ、でもぉ！！！！杏ちゃんもさねみんも！私好きですからぁ！この作品を作られた尊様に感謝！一妻多夫制とかダメでっか？ (2022年8月17日 21時) (
レス) @page11 id: 47c8403c45 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ - ゆるしてあげるからきにしないでさねみ私はさねみがまもつてくれただけでもうれしい///これからもずーとさねみのそばにいたい (2021年9月29日 18時) (レス) @page10 id: 3ad59a45e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：尊 | 作成日時：2021年9月24日 3時
