二人きりの部室で。【黒尾鉄朗】

１４回目の。 ページ14

貴女｢おはよ｣




なるべく平然を装いながら体育館の重たい扉を開ける








灰羽｢あっ！Aさん！！


おはようございます！！！｣





貴女｢おーう



朝から元気だね｣








大きな声で元気のよろしいリエーフ



なんか、そういう後輩見てるとホッとする








リエーフがほかの1年とわちゃわちゃしてるのをみていると





クイッと引かれる私の袖に気づく







貴女｢あ、おはよー｣






孤爪｢うん、おはよ



....目、ちょっと腫れてるよ｣









貴女｢え｣






ボソッと呟く研磨




本当に鋭いなぁ、、





孤爪｢まぁ、みんな気づかないと思うよ




....その程度の腫れなら｣









こういう後輩はハラハラするよね、ある意味









心臓がバクバクいってる









山本｢あ！Aさん！！！


おはようございますｯ!!!!!!!!!!!



き、きき今日もお綺麗ですね！｣







ここにも元気のよろしい後輩








貴女｢ありがとう、



虎、口説くのうまくなったんじゃない？




私にもなれた感じするし｣






山本｢マジっすか！！！｣






孤爪｢....山本うるさい｣









なんだかんだ同級生の前だと楽しそうな研磨









はぁ、私はこの部が好きだなぁ









山本｢あっ！




お前に聞きたいことがあったんだった！！





黒尾さんは！？まだ来てないなんて珍しいだろ？｣









ｽﾞｷﾘ









胸の中で確かに音を立てた痛みを感じた。









孤爪｢クロは、｣






チラリと私を見る研磨






孤爪｢なんか知らないけど夜






雨降ってきたにも関わらず公園にいたもんだから




風邪ひいたみたい｣









なんとかは風邪引かないとか迷信なんだね






なんて続ける研磨









....そういや黒尾が帰った後





雨降ってたかも

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