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部屋に入ってきた炎柱様は私の手首を逃げないようグッと掴んだ
煉「胡蝶、すまないがAと2人で話がしたい。治療はもうすんだのだろうか」
胡「今終わったところです。どうぞどうぞ」
煉「ありがとう。失礼する」
お大事に〜と手をひらひらさせるしのぶ様に会釈をして無言のまま炎柱様に連れて行かれたのは大きなお家
煉「君は初めて来るな。ここは俺のもう一つの家、炎柱邸だ」
そう言うと私の手首を引っ張り有無を言わせぬ雰囲気のまま中に入った
煉「座りなさい」
「...失礼します」
声はいつもの快活なものではなく、低く、圧のあるものだった
怖くて逆らえない
炎柱様と向かい合わせで座る
顔を上げれない.....
頭上から溜息が聞こえる
煉「何故自分をこんなにも傷つける」
私の腕を取り、袖をまくる
とても辛そうに、泣きそうな顔で
包帯のうえからすり...と優しく私の腕を撫でる
煉「痛かっただろう。...君が自分の腕を切ったとき、生きた心地がしなかった。...あの少年の妹が君を襲わないかと恐ろしかった」
「......」
煉「...また、俺の前から消えてしまうんじゃないかと恐かった...」
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riry(プロフ) - 滴さん» こんにちは。ご指摘ありがとうございます!こちらが気づいて修正しなければならない所、教えて頂きありがとうございます。滴さんのご指摘、全て正しいです。申し訳ないやらありがたいやら恥ずかしいやら...です。 (2021年11月8日 11時) (レス) id: 5c6d616fa5 (このIDを非表示/違反報告)
riry(プロフ) - あっつぁんさん» コメントありがとうございます!初作品の為緊張しているのですが、とても嬉しいです!これからも読んで頂けたら嬉しいです!よろしくお願い致します! (2021年11月8日 11時) (レス) id: 5c6d616fa5 (このIDを非表示/違反報告)
滴 - 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 28のここの部分 なんの事だろうと思っていると中からしのぶ様が洗われた これ正しくはしのぶ様が現れたではないんでしょうか? (2021年11月5日 1時) (レス) @page28 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
滴 - 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 同じく27のここの台詞 胡「なるほど...。○○←ナマさんが負傷した、血を流してから鬼の動きが鈍くなったと...」 これ正しくは負傷し、ではないんでしょうか? (2021年11月5日 1時) (レス) @page27 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
滴 - 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 27のここの部分 昨夜の文には、傷を見てほしいことと、鬼に言われた”マレチ"というものが何か教えてほしい"と書かせて頂いだ これ正しくは書かせて頂いたではないんでしょうか? (2021年11月5日 1時) (レス) @page27 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:riry | 作成日時:2021年10月13日 0時