涙を炎に

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「....ん...」




目を開けると見慣れない家




　「！？...〜〜っうう..,.」



慌てて飛び起きると背中に激痛




冨「起きたか」



　「っ冨岡さん...」




冨「すまない。止血をせねばならなかったので.....」




ふと見ると綺麗に包帯が巻かれている



着替えも、冨岡さんのであろうものを着させて頂いている





　「いえ。ありがとうございます。ご迷惑をおかけしてすみません....」




私の貧相な身体まで見られてしまった



....穴があったら入りたい





冨「このまま安静にすれば問題はないだろうが、蝶屋敷で診てもらったほうがいいだろう」




　「蝶屋敷....」



冨「蟲柱 胡蝶しのぶの屋敷だ」





鴉は飛ばしてある。行くぞ







そう言うとまた横抱きにされ視界が揺れた




　「えっ！？わっ！！」






着いた先には蝶の髪飾りを付けた女性が待っていた




胡「あら〜、冨岡さんが女性を連れてるなんて珍しいですね」



ニコニコと穏やかに笑う綺麗な女性に思わず見とれる




冨「俺の妹弟子だ。頼む」




私を下ろすと一瞬で消えた



　「えええ....」




胡「Aさんでよろしいですか？...私は胡蝶しのぶと申します。よろしくお願いしますね」



　「あ、はい！階級癸 AAと申します！よろしくお願い致します蟲柱様」




あわてて膝をつき挨拶をすると



「いっ！？〜〜〜っ」




背中に激痛.....





胡「あらあら、すぐに診ましょう。こちらへ。...私のことはしのぶとお呼びください」





痛みに唸る私をしのぶ様は優しく室内へ促してくれた

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