検索窓
今日:4 hit、昨日:2 hit、合計:111,960 hit

12話 ページ13

新八さんからご馳走になった緑茶と水羊羹を味わいながら、皆さんと他愛もない話をする。皆さんユニークで、とっても賑やかです。

例えば、皆さんのお好きな食べ物の話とか。銀さんはケーキやパフェといった甘いものが大好きで、神楽さんは酢昆布が好きだそうで。ケーキくらいだったら私も作れるので、機会があれば是非銀さんに振る舞わせてほしいです。

そんな談笑していた昼下がり。緑茶も水羊羹もなくなった頃に、新八さんが「あっ」と声を上げる。



「そういえば今日買い出し行ってませんでしたね」

「俺のイチゴ牛乳も空っぽだったわ。じゃ、新八よろしく」

「たまには来て下さいよ、荷物重いから毎回大変なんですから」

『それなら、私が同行してもよろしいでしょうか? 少しお散歩がてらにでも行きたいです』

「よぉーし俺達も行くか」

「即座に手のひら返したなオイ」



という事で、皆さんとお買い物に行く事になりました。あまり出歩くべきではないのかもしれませんが、銀さん達と一緒だから大丈夫……だと思いたいところ。

大江戸スーパーに向かう道の途中には、老舗のお団子屋さんがあります。このくらいの時間は混んでいて、軒先で食べる人、テイクアウトする人など多くの人がいます。

何事も無く、通り過ぎようとしたその時。



「おっ、万事屋の旦那じゃねェですかい」



何の前触れもなく、声をかけてきた方がいらっしゃいました。銀さんの名を呼んだその人は、黒い服を身に纏い、首元には真っ白なスカーフが。

……この服装、もしかして。



「あっ、沖田さんどうも」

「またサボってんのかヨ、クソサド」

「これも歴とした公務でさぁ。ま、クソチャイナには分からねーだろうけどねィ」



やはり真選組の方でした。真選組というのは、この歌舞伎町で警察の役割をしている幕府側の組織の一つです。

万事屋さんは色んな方々とお知り合いなのですね。広いコミュニティをお持ちで羨ましい限りです。



「あれ、見ねー顔ですねィ」

『加茂Aと申します。お勤めご苦労様です』

「ふぅん……俺ァ沖田総悟。真選組副長だ、覚えときなせェ」



沖田さん、か。そして真選組の副長さん……まだお若そうなのに、かなり上の役職についておられるのですね。

さぞ努力をされたのでしょう……私も桂さんのお力添えできるように尽力せねばいけません。数分にも満たないくらいの会話を交わし、沖田さんと別れ、スーパーへと向かった。

13話→←11話 銀時視点



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.1/10 (131 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
107人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 桂小太郎 , 逆ハー   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

復活のU(うp主)(プロフ) - これ桂さんオチの夢小説だけど、他キャラとの裏短編集とか作りたいとかぼちぼち思ってます。決して上手くはないんだけど、助平だから裏要素満点なの書きたくなっちゃう。 (2017年8月31日 23時) (レス) id: c4fae3913d (このIDを非表示/違反報告)
復活のU(うp主)(プロフ) - セルフツッコミしてしまいますが、春雨初登場時ってエリザベスいなかった気がする……ご都合主義という事で、多少の原作との食い違いなどはスルーして下さると嬉しいです(汗)これからもよろしくお願い致します。 (2017年8月28日 14時) (レス) id: c4fae3913d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:うp主@
作成日時:2017年8月19日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。