最年少な最年長3【すとぷり】【男主】

配信で ページ18

今日はすとめも終わって初めての配信。



ライブに来れていない子達に引退のことを話すつもりだ。




カタカタと震える手を抑えて俺はツイートをした。




＠A＠すとぷり ＠ne…
すとめも終わり初の配信を本日20時に行います…！！

ライブ来てくれていた子たちには伝えたんだけど、来れていない子達にも伝えたいことがあるので絶対来てください…！！

今回は、俺の気持ちをちゃんと伝えるため録画を残します…！！

YouTubeは少し編集して短くしたのをアップするので、ツイキャスが見られない子は明日投稿されるのを見てください。


本日20時に行います。

俺の気持ち、受け取りに来てください。




ツイートが終わり、タイムラインを見ているとリスナーさんたちが少しざわざわとしていた。





そんな時、携帯が鳴った。




ディスプレイには”なーくん”の文字。




俺はそっと息を吐いて通話ボタンを押した。




『もしもし』



な「もしもし」




『なーくん、どうしたの？』





いつものように話す。




な「…俺考えたんだ」




『え？』




な「Aくんをすとぷりから消さない方法」




な「ね、活動停止にしよう？」




『…ｯ』



なーくんは俺に聞くように言ってくる。




『なーくん…ずるいよ…ｯ』




な「俺はAくんと頑張りたいから」





『…うん、俺も…ｯ』





そうして俺は活動停止にすることになった。






そして、20時。




俺の枠では初めての７万人超。




『…聞こえますか？』




＞＞聞こえます！

＞＞聞こえてます！

＞＞閲覧数やべえ…！




『今日はすごく大事な話があります』



＞＞(っ ॑꒳ ॑c)ﾜｸﾜｸ

＞＞ライブで言ってたことかな。

＞＞気になります…！！





『ライブに来てくれてた子はね、察してる子もいると思うんだけど』




＞＞なんですか〜？？

＞＞((o(｡＞ω＜｡)o))ﾜｸﾜｸ

＞＞気になる！



『…今日は俺の過去について話します』


＞＞え…

＞＞無理しないでくださいね！

＞＞頑張れ！



自然と震える声。



そんな中、俺は自分の過去について話した。




話している途中に泣いてしまって、まともに話すらできなかった部分もあったが、リスナーさんはゆっくりでいいよ、と優しくしてくれた。





『…俺はｯ…1年間…活動停止にします…ｯ』



＞＞嘘でしょ…？

＞＞やだよ…

＞＞ほんとに…？


『ごめん…ｯ…幸せにするって言ったのに…ｯ』



＞＞謝らないで！

＞＞大丈夫だよ！

＞＞ずっと待ってます！

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