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『えー、莉犬へ。』
す
『莉犬とは配信を始めたばかりの頃に出会ったよね。初めは2人ともコミュ障で全然会話も続かず距離が今ほど近くなかったね。あれは今でもいい思い出です。』
『それから莉犬と歌ってみたのコラボをしたり実際に会ってデートをしたりしたよね。本当に楽しかった。』
『…俺は莉犬のこと本当に信用してたし、本当に大切に思ってた。もちろんそれは今もそうだよ。』
『俺は莉犬が性同一性障害であることを発表した時、凄いなぁって思った。莉犬もきっと怖かったと思う。でも、それでもちゃんと発表して。自分の口から伝えて。』
『俺にはそれが出来なかった』
便箋を握る手に自然と力が籠った。
俺の声は自然と震えていた。
『…俺にも話さないといけない過去があって言わなきゃいけないことだってあったのに。』
『すとぷりメンバーにも言ってなくて言えなくて。』
『莉犬が羨ましかった』
『…そんなこんなで今までずっと一緒にいてくれてありがとう。沢山沢山莉犬には救われました』
『体調を崩したら1番に来てくれてたのは莉犬だったね。1番家が遠いのに。』
『本当に助かってました、保険証預けようかとも思ってたもん。』
『莉犬の歌ってみた、本当に大好きです』
『感情のこもった歌い方、すごい好き』
『おすすめは、ドナーソングとCale.』
『莉犬の人の気持ちを考えられるとこ、人の気持ちを理解できるとこ』
『芯のまっすぐしてるとこ本当に尊敬してます』
『歳下なのに頼りになって男らしくてそんな莉犬が大好きです』
『いつもありがとう』
『これからも莉犬のこと応援してるよ』
俺はなんとか読み終えると泣いてる莉犬と目が合った。
『莉犬、泣かないで?』
俺は莉犬のことを抱きしめてポンポンと頭を撫でる。
莉犬「…俺も大好き…ッッ」
『うん』
莉犬は目をゴシゴシと擦ってにこりと笑った。
莉犬「もう大丈夫!」
『よかった』
『次は…るぅと』
る「はい」
ビクッと肩を揺らして、俺の方を真っ直ぐ見つめるるぅと。
俺は一息吸って話始める。
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猫築かなめ - お、終わりですか?つ、続きを恵んで下さいませ (2020年12月10日 17時) (レス) id: 8f5697df22 (このIDを非表示/違反報告)
氷室 - もう終わってしまったのですか? (2020年10月27日 0時) (レス) id: 5fde9d316d (このIDを非表示/違反報告)
ゆーな(プロフ) - 一ノ瀬るあ@坂田くんのおうちさん» ありがとうございます!!そう言っていただけてめちゃくちゃ嬉しいです‥!! (2020年7月12日 22時) (レス) id: 97c5e5edf2 (このIDを非表示/違反報告)
一ノ瀬るあ@坂田くんのおうち - 最初から連続読みです!さっき読み終わりましたー!めっちゃいいです!応援させて頂きます! (2020年7月12日 8時) (レス) id: 36c056d990 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち(プロフ) - 更新とっても嬉しいです!! (2020年7月12日 8時) (レス) id: c2e5a10dd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆーな | 作成日時:2019年8月1日 10時