Fall in love 【短編集】 JW&KJ

裏表Ｌｏｖｅｒ　　　Ｎｏｚｏｍｕ．Ｋ ページ5

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柔らかい印象の明るめの茶髪。


しっかりネイルされた爪は、ピンクベージュ。


男受けの良いふんわりワンピース。


俺から画面が見えてしまう俺らの間の机に置かれたスマホ。




彼女はデート後に来たこのレストランの


カシスオレンジだったかソーダか


そんな可愛いお酒をちまちま飲む。




その度に


潤んだピンクのグロスが目に入る。









貴「お酒苦手やねんか。」





センス、言葉、行動、全てが


君らしい、と思った。









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望「この後、予定ないやろ？」





直接な言葉を使うなんて


品も色気もムードもない。



だからこんなぼんやりとした聞き方をした。





でも君は、何のためらいもなくその言葉の意味を理解して









貴「えー・・・そんなつもりちゃうかってんけど・・・」









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そういうくせに


彼女は


俺らを隔てるテーブルの下で




俺の脚に


自分の脚を、絡ませている。








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望「・・・・・・・クソビッチ。」




小声で言った俺の言葉を君は


「ん？何？」と聞こえないフリして


ないものにする。









髪を耳に掛けて


さりげなく少し前かがみになって胸元を強調して


睫毛を伏せて


獲物を捕らえた獣の目をする君は





ものすごく、綺麗やで。









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俺のものにならない君が好き。





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notリク

なんか、思いついたので。




移行しました！アネモネの熱2 【赤】

依存症　　　Ｒｙｕｓｅｉ．Ｆ→←「ぶす！」　　　Ｄａｉｋｉ．Ｓ

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