定期券 Joichiro.F ページ19
.
丈「お前の睡魔は年中無休か。」
基本的に、私は眠い。
授業中もよく寝ちゃう。
特に古典。
でも頑張ってノートは全部映し切れてる。
授業中に寝るは寝るけど
寝方にもコツがあるんだよ。
そうドヤ顔をして見せると
クラスメイトの丈は、訳わからへん、と
頭を叩いた。
.
そんな居眠りのプロの私でも
どうしても攻略できないものがある。
貴「はっ・・・・セーフ、1個前か・・・奇跡・・・」
それが、学校の帰りの電車。
部活をやってない私は
スカスカの時に電車に乗ることが出来て
ついでに家の最寄りの駅が
各駅でしか止まらないから、普通電車に乗ると
揺れがちょうどよくて・・・心地よくて・・・
寝過ごす。
.
貴「・・・・・・あれ。」
丈「気付くの遅いわボケ。」
貴「いつもケチってさっきの駅で降りてないっけ?」
いつの間にか隣に座ってる丈とは、最寄りの駅は一緒。
ただ、そこでちょうど運賃が変わるとかで
1個前の駅で定期券を買って、一駅分歩いてる。
だけど最寄りの一駅前、
つまり今いる駅で
丈は降りようとする素振りを見せずに
むしろ足組んで、出ないぞ、というオーラを出す。
どしたん?
脚そんな長くないで?
あ、それとも痺れた?
.
丈「お前寝るんはええんやけどさあ・・・」
貴「何?」
丈「人にもたれかかって寝るん、やめろや。」
貴「うっそ。丈ごめん。」
そう謝ると
丈は口をもごもごさせて
はっきりしない様子を見せる。
貴「え。私丈によっかかって寝てたんやんな?」
丈「重かったわ〜。」
貴「ちょお!」
丈「俺以外の奴やったら折れてまうわ〜。」
貴「そんな重くないわ!」
丈「・・・・ああっ!!」
貴「何!?いきなりキレんといて!?」
そういうと丈は
少し大人しくなって
丈「ちょうど定期切れたから、帰り買うから付き合え。」
貴「何やそら。・・・ってことはお金持ってんねんな!私ココア!」
丈「はあ!?じゃあ俺カフェオレ!お前買えよ!」
貴「意味分からん!」
_________________________
頭何も使ってません。
テンションで書きました。
運命バレンタイン Bunichi.H→←予感よ外れろ Tomohiro.K
1630人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
こまち(プロフ) - リクエスト失礼します。以前の短編集でもお書きになられていた重岡先生のお話をまた書いていただけると嬉しいです! (2017年6月25日 16時) (レス) id: 68475f9189 (このIDを非表示/違反報告)
けむ - えがお0.5 読ませていただきました!この康二くんが大好きです。2人には幸せになってもらいたいなぁ、なんて想像しちゃいます。ありがとうございました! (2017年6月15日 23時) (レス) id: a328cfacef (このIDを非表示/違反報告)
けむ - ありがとうございます、楽しみにしてます! (2017年6月6日 23時) (レス) id: a328cfacef (このIDを非表示/違反報告)
けむ - またまたコメント失礼します。リクエスト、というより質問なのですが、以前短編集で康二くんの「えがお」「えがお2」を読ませていただきましたが、このお話の続編を書く予定はありますか?その後の2人がどうなったのか気になります。 (2017年5月18日 12時) (レス) id: a328cfacef (このIDを非表示/違反報告)
日向明音*ハピブル*夜桜智恵理親衛隊長(プロフ) - 可愛いです!!めっちゃ!!!! (2017年4月16日 13時) (レス) id: 1302fb89b8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:桜翔 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/drss1/
作成日時:2016年11月13日 21時