Love with you 【短編集】 JW&KJ

アドレス　　　Ｎｏｚｏｍｕ．Ｋ ページ31

.(翔たん？様、リク)









望「A！」








私の名前をやけに甘ったるく呼ぶと








返事をする前に、ぎゅーっと抱き締められる。








デカイ奴が思いっきり抱きしめてくるもんやから








息苦しいけど、何やかんや嬉しいから抱きしめ返す。








.








貴「どーしたん？」


望「んー？さっきAのスマホにメール来てたで。」


貴「え？」








顔だけ少しずらしてスマホを見ると








画面にはメールを受信した事が表示されてて








差出人の名前は








・・・・大毅。








.








望「・・・下の名前って、やけにその男と仲ええねんな。」


貴「幼馴染やからっ・・・」


望「・・・嫉妬させんな。」








抱きしめる力を強めてくる。








痛くて離れようとしても、ビクともしない。








けど、反抗してきた事に腹が立ったのか








そのまま耳に噛みつく。








.








望「Aは、俺のモンやろ？」








首に思いっきり吸いついてくる。








痛くて少し動くと歯をたててしまったらしく








離れるとそこから血が出ていた。









.









望「あ・・・・」








血が苦手な望は、そこでようやく正気を取り戻したらしく








「大丈夫！？」と不安そうな顔を見せる。








.









貴「大丈・・・」








「大丈夫。」と返そうとすると








首から滴る血に舌を這わせ、舐めとる。








キスされたり、キスマークをつけられたりするのとは違う感触に








思わずゾクゾクしてしまう。









.








貴「・・・だ、しげのアドレス、消すね。」


望「・・・ごめんな？」








そう言うと、さっきとは全然違って








くすぐったいくらい優しく抱き締める。








.








.









こんな優しさを見せられてしまうから。









だから私は、望に溺れる。





＿＿＿＿＿＿＿＿




最後！望！


とーま君のお風呂に引き続き
またも部活の時間にしたの友達(重岡担)との妄想です。


１０代らしく、少し甘〜く。

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