Love with you 【短編集】 JW&KJ

邪魔　　　Ｄａｉｇｏ．Ｎ×Ｒｅｎ．Ｎ ページ22

.(ソラマメ様、リク)








貴「ちょっと！廉！大吾！アンタらまた私の邪魔したな！」






半泣きプラスで半ギレで叫び






そんな私をシレ〜っとした目で見るこの２人は






小学校から仲のいい、１コ上の大吾と１コ下の廉。






.







それこそ小学校の時は可愛らしい付き合いやった。






放課後、「Aちゃん！一緒に遊ぼ！」って言ってきて。






しかし、もう私の事をちゃん付けで呼ぶ可愛らしい２人はいなくなった。







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中２の時、初めて告白された。






正直、気になっていたクラスメイトで






ものすごく嬉しくて、ＯＫしようとした。






やのに！！






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大『ごめんな〜。コイツ俺らのやから。』


廉『諦めてもらえます？』







無駄に顔が良くて、有名やった２人からそう言われたら







その人的には、なかなかの迫力やったらしく。







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『す、すいません！』


貴『嘘やろ！？』







こんな事が、これで５回目。







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廉「つまり５回も告られてんのか。」


大「A、地味にモテてんな。」


貴「・・・なあ、何の嫌がらせ？」







不思議そうな顔をする２人。







それが、私を見た瞬間、２人同時に焦りだす。







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大「何泣いてんの！？」


廉「ほら拭き！」


貴「・・・私で遊んでんの？ほんま悪趣味。私をゲームに使わんといて！！」






「好き」って言われて、ほんま嬉しかったのに。






もう面倒くさいし、見せつけの為に溢れる涙をそのままにしてると






２人共困った様に頭をかき、手で私の涙を拭う。






大吾は、目に触れず涙だけ丁寧に拭き






廉は、荒っぽいくせにやけに優しい手つきで拭う。






何でこれだけで個性が出るんや、とこんな時やけど思ってしまう。






.







大「・・・ただ単にAに彼氏が出来んのが嫌なだけやった。ごめん。」


貴「・・・は？」


廉「そんな泣くと思ってへんかった。ごめん。」


貴「ちょ、意味分からん！」







涙もひくほど驚いて、２人に詰め寄ると







「やっぱ気付いてへんのか。」と２人同時に溜息をつく。







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＿＿＿俺、ずっとAの事好きやってんけど。







今まで何回か告白されてきたのに。







何で、この２人の告白に







今までで一番ドキドキしてるんやろう？





＿＿＿＿＿＿


あれ？これ三角関係とはちょっと違う？

執事９　　　Ｔｏｍａ．Ｋ→←三角形　　　Ｔｏｍａ．Ｋ×Ｒｙｕｓｅｉ．Ｏ

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