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ユキ 視点

「きゃ、きゃぁぁぁぁ!」
思わず悲鳴をあげて後ずさる。
けれどそこには壁しかなくて、思い切り頭をぶつけてしまった。
けれど私はそれどころではない。
何故、目が覚めたらいきなり見知らぬ男が目に飛び込んできて、私は見知らぬ空間で頭をぶつけているの!?

男は金髪に青い瞳をした、褐色肌の男だった。
褐色を除けば、どこにでもいそうな男。
人のいい笑みを浮かべながら、何かを喋り手を差し出してくる。
途端、曖昧だった記憶がはっきり戻ってきた。

国を出たこと。
一人で訳もわからず歩いていたこと。
男の2人組に話しかけられて、腕を掴まれてたこと。
何言ってるのかもわからないし、舞踏会などでも姫である私に申し込む勇者をそうそういなくて、男性には慣れていない。
近くにいた男といえば、お祖父様と幼馴染のセイくらいだ。
怖くなってしまって、とっさに暴れたこと。
怒った男に殴られそうになって、とっさに交わしたのはいいもののバランスを崩し橋から転落。
頭を打ったこと。
気分が悪くなってくる。
日本って、最悪の国だわ…
これでは、あの桜という花も期待外れかしら。

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drokmt2000(プロフ) - ジントニックさん» ありがとうございます!!更新は遅めになるかもしれませんが、頑張ります! (2019年8月17日 8時) (レス) id: ada097a728 (このIDを非表示/違反報告)
ジントニック(プロフ) - 凄く素敵です!これからも頑張ってください!!! (2019年8月3日 0時) (レス) id: 5f62958279 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花鳥風月 | 作成日時:2019年2月20日 20時

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