25 ページ26
JS「だって､ヒュリは俺と同じで…まだ17ですよ！？そんな辛いこと…あっていいわけないじゃないですか…！」
RJ「……俺､思い出した…」
泣きそうになっているメンバーに､ロンジュンがまた一つ思い出したと言った｡
JN「何を思い出したの？」
RJ「俺が一緒に寝たことあったじゃん｡ヒュリの部屋で」
JS「…抱き合って寝てた日のことですか？」
RJ「うん､まぁ…その日｡夜にさ､少し昔話したんだ｡小さい頃は､よく両親に挟まれて川の字で寝たとかそういう話なんだけど｡その中に一個だけ､変だなぁって思ったことがあって」
HC「一緒に寝るとか､ヒュリがよく許可したな」
JM「無理言ったんだろ､ヒュリは優しいから」
RJ「無理は言ったけど､割とすぐに一緒に寝るって言ったし｡押しに弱いから」
CL「それで何が変だったんですか？」
チョンロが先を促すと､ロンジュンは少しだけ考えるようにして口を開いた｡
RJ「言いかけたんだ､多分本当の名前の方…｡ヒュリは､ハン･ヒュリだろ？だけど､キムって言いかけた感じしたからさ､変だと思ったんだ」
その言葉に､また胸が痛む｡本当の名を隠して､別人として生きた彼女｡
その子の名前は､何だろうか｡愛おしい彼女の名前は｡
HC「……名前､何なんだろう｡いっそ俺らだけの呼び方でも決める？可愛い感じの」
JM「そうだね､その方が可愛い妹も喜ぶよ｡だって､ずっとヒュリとしか呼んであげなかったからさ」
JN「可愛い感じなぁ…」
RJ「なんだろうな…」
HC「日本語でサランは､愛だから…アイとか？」
JM「悪くないじゃん｡可愛いし」
JS「アイ､なんだかぴったりな気もしますね」
HC「よし､決まり！」
彼らだけの彼女の呼び方が決まったところで､話し合いはさらに深まっていく｡
JN「…俺もさ､アイに関して思い出したことあるんだけど｡言っていい？」
CL「ジェノヒョンって､あんまりアイと話してないイメージがあるんだけど？」
JN「うん､まぁ…せっかく人見知りが無くなってきたのに警戒されたくなかったから｡でも､悩みとかは聞いてた」
HC「え！？悩み！？アイが！？」
JN「アイがスランプに陥った時にな｡上手く踊れない､歌うのが嫌だって珍しく弱音を吐いたことがあったんだよ」
JS「…アイが､スランプ…？」
JN「レコーディングが終わった順で帰っていいって言われる時､アイは必ず最後にレコーディングするんだけど…」
―――アイが､泣いてたんだ｡
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 415人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「NCT」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
su4a54fpds(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです。 (2020年7月18日 0時) (
レス) id: 93a8daf531 (このIDを非表示/違反報告)
ココ(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです！！！！ (2019年11月8日 7時) (レス) id: 034759dbd3 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - ぱーむむさん» ありがとうございます！！雑な終わり方で申し訳なかったです…！続きは内容を考えてみますね！近いうちにどっちかが上がると思いますので､楽しみにしていただけたら嬉しいです！ (2019年9月14日 0時) (レス) id: 396d1f30b5 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - かんめいさん» コメント助かります！！二人の小説は確かに少ないですよね…！個人的にはチソンくんの方が書きやすいので､チソンくんかなぁ…と｡続きは内容を､考えてみます！ (2019年9月14日 0時) (レス) id: 396d1f30b5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱーむむ(プロフ) - 毎日更新されるの楽しみにしながら見てました！ このお話の続きも見たいです！ (2019年9月13日 18時) (レス) id: 9e8d1002e3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まる | 作成日時：2019年8月15日 4時
