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彼女が､たった一人で楽屋の隅の方にいる｡
HC「ヒュリや〜暇なら俺と自販機に行こ〜」
『いいですよ､ヘチャニヒョン』
HC「ヒュリはまだ先輩と話すの緊張する？」
『…はい｡メンバー以外とは､あまり話せないです』
HC「そっかぁ､俺らとは話してくれるのにね？」
『だってヒョン達は､いつも話しかけてくれるから』
二人は話しながら､階を下りて人の少ない廊下を歩いていた｡
HC「ヒュリは､俺らのことをどう思ってる？」
『…どう？大切ですよ』
HC「アイゴや〜ウリエギ〜！」
『ジェミニヒョンみたいですよ､それ』
HC「ちょっと､心外なんだけど」
『…自覚ないヒョンの方が心外です』
自販機が近付いてくると､彼女が駆け出した｡
HC「やーやー､走んなくても飲み物は逃げないよ〜」
『違います！ヒョンが私ばっかり撮ってるから､先に行った方がヒョンが楽かなと思って…！』
HC「…んふふ､ウリエギは､ほんっとうに可愛いでしゅね〜」
『ヒョン､おごってください』
HC「…え､急に可愛くない…でも､お願いしてくれたら買ってあげる」
『…カメラ止めてくれたらやりますよ｡愛嬌でもなんでも』
HC「え…めっちゃ見たいけど…止めるのも惜しいしなぁ…うわぁぁ､どうしよぉぉ…」
彼女を撮影している彼の悶々とした声が聞こえる｡
『…んふ…へへっ､そんなに悩まなくても…カメラくらい何回でも映りますよ｡今日は､ヒョンが助けてくれましたから』
HC「……え､待って待って…え？」
彼女が笑ったのをスマホの画面越しにしっかりと見た彼の声が上擦った｡
『で､奢ってくれるんですか？カメラを止めて愛嬌をやらせますか？』
HC「…愛嬌見たいけど､それくらい貴重なものが撮れたから奢ってあげる！！」
『わーい､ヒョンが折れてくれた｡あ､カメラ持ちますよ？』
HC「あ､じゃあお願い」
カメラに映る人物が彼女から彼に変わる｡
HC「ヒュリは何が飲みたいの？」
『…いちごウユで､お願いします』
HC「やっぱりエギはミルクだよね」
『…エギヒョンに言われたくないです｡127のマンネのエギヒョンに､言われたくないです』
HC「なんで二回も言ったの！？」
『あ､ヘチャニヒョンがいちごウユ買ってます｡やっぱりエギヒョンだから､ですかね』
HC「これはヒュリの！！俺のはこっち！大人のチョコウユだから！」
『…大人…？』
そこから､二人の他愛無いやり取りが続く｡
イチゴとチョコ､どっちが大人かの論争動画であった｡
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su4a54fpds(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです。 (2020年7月18日 0時) (
レス) id: 93a8daf531 (このIDを非表示/違反報告)
ココ(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです！！！！ (2019年11月8日 7時) (レス) id: 034759dbd3 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - ぱーむむさん» ありがとうございます！！雑な終わり方で申し訳なかったです…！続きは内容を考えてみますね！近いうちにどっちかが上がると思いますので､楽しみにしていただけたら嬉しいです！ (2019年9月14日 0時) (レス) id: 396d1f30b5 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - かんめいさん» コメント助かります！！二人の小説は確かに少ないですよね…！個人的にはチソンくんの方が書きやすいので､チソンくんかなぁ…と｡続きは内容を､考えてみます！ (2019年9月14日 0時) (レス) id: 396d1f30b5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱーむむ(プロフ) - 毎日更新されるの楽しみにしながら見てました！ このお話の続きも見たいです！ (2019年9月13日 18時) (レス) id: 9e8d1002e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まる | 作成日時：2019年8月15日 4時
