報われないの ページ20
それからまた授業をしっかりと受けて、放課後になった。
アカリ「あのさぁ。Aちゃん。屋上で待ってるわねぇ?来なかったらどうなるかはわかるよねぇ?」
アカリとすれ違った時にそう囁かれたのを思い出す。
そうだ行かなくてはならないわね。
また、何か言われるのかしら。
そう覚悟しながら屋上の扉を開ける。
アカリ「あー!やっぱり来ちゃったのねぇ?」
そこにはアカリとそれを取り囲むように立っているガタイの良さそうな二人の男。
わたしの脳は瞬時に理解したのであった。
あぁ。今日でこの生活は終わり。そして死んでしまうのだろう。と言うことを。
そう考えていると、瞬時に男らに腕を掴まれてて動けなくなった。
やっぱりそうでしたわ。
すると、あかりのピンク色のハイヒールがお腹に食い込んだ。
A「い、、、痛いっ。」
目の前がクラクラして見えなくなって来た。
アカリ「あははは。それは良かったわぁ。
ねえ、今日私は貴方を消そうと思ってここに呼んだのよぉ〜?
私はヒロイン、貴方は悪役。
それが守られてないなら、悪役をバイバイした方がいいでしょぉ?」
嘲笑いながら言うアカリ。
A「ま、待ってく、下さい。そんなに急がなくても、私は国外追放になる筈よ。」
朦朧とした意識の中で何とか答える。
今、私を消した所で真っ先に怪しまれるのはアカリだ。なのに何故こんな事をするのだろうか。
アカリ「そんなのいつよ!?待ってられないわっ」
ヒステリックになり叫び散らすアカリ。
アカリ「それに、みんなのお姫様にせっかく転生できたのよぉ?まぁ、私以外にもそう言う奴がいるとは思えなかったけどね♡」
いや、今だけは絶対に死にたくない。
これじゃあ苦しんで死ぬことになるわ。それに、平民スローライフが達成できてないじゃない。
有り余った全てのエネルギーを使って精霊を呼び出す。
A「じ、ジネッタとエルノッ。助け、、、」
そう言おうと思ったその時だった。
空中に浮遊した二人を何か結界の様なものが取り囲んだ。
アカリ「三回も引っかからないわよぉ?この魔具はどんな魔力でも無効化できるようになってるのぉ!
そう、例え精霊ちゃん達でもね?
そう、それに貴方の残った魔力では風のやつも呼び出す事は不可能よぉお!」
勝ち誇った様にゲラゲラ笑っているアカリ。
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桜木 優 - 完結おめでとうございます!とても面白く,物語に引き込まれてしまいました!! (2022年6月26日 0時) (レス) @page24 id: 792d2ff293 (このIDを非表示/違反報告)
シアン - あんりさん» ありがとうございます!!やっと終わらせる事が出来ました!好きだなんて言ってもらえて嬉しいです。今までありがとうございました! (2020年5月13日 22時) (レス) id: 328722ebc8 (このIDを非表示/違反報告)
あんり - ん!!!完結おめでとうございます!すっごく好きでしたー!お疲れ様でした! (2020年5月13日 22時) (レス) id: 4620368618 (このIDを非表示/違反報告)
シアン - セツナさん» コメントありがとうございます!!最後まで読んでくださってありがとうございました! (2020年5月13日 16時) (レス) id: 328722ebc8 (このIDを非表示/違反報告)
シアン - 闇兎さん» コメントありがとうございます!!完結いたしました!!ずっと読んで下さっていたなんて、嬉しすぎます!!ありがとうございました! (2020年5月13日 16時) (レス) id: 328722ebc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シアン | 作成日時:2020年4月27日 10時