惑わせる彼Ⅴ【紫】 (ページ6)

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優秀スギページ6

1月の中旬

休日を過ごすのんびりとしているときに
渡辺君、岩本君と私がなぜか参加しているライングループが制作された通知が鳴った。

なんだなんだ？

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しょうたが hikaru A を招待しました。

『どうしたの？渡辺君』

渡辺「よく聞け」

『え、すごいえらそう』

岩本「俺も、翔太も須能大学受かったよ。報告したかったんだって」

『おめでとう！お疲れ様！』

岩本「いま翔太が隣にいるんだけど、めっちゃいじけてる(笑)」

『渡辺君、もったいぶるからだよ(笑)』

岩本「電話していい？」

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いいよ、と文字を打つ前に、グループの通話が渡辺君からかかってきた
行動が妙にはやいな

『もしもし！』

渡辺「おぉー。ひさしぶり」

岩本「翔太、めっちゃ鼻の下伸びてるよ」

『ほっと二人ともお疲れ様。連絡待ってたよ！』

渡辺「まぁ、俺ら優秀だからな？舐めんな」

『はいはい。じゃあ取り合えず、もう落ち着いたの？』

岩本「うん。来週暇？飯どうかなって」

『来週なら平気だよ。楽しみにしてるね？』

渡辺「なぁ、Aー。あの約束覚えてるよな？」

『なーに、しょっぴー？』

渡辺「あ、あの・・・・受験終わったら、俺と遊ぶってヤツ。」

『あぁ、もちろん。それも楽しみにしてるね！』

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少しだけ声色に活気が戻った渡辺君の声を聞いて少しだけ安心した。
クリスマスイブの時以来会っていなかったし、少し心配だったから

あ、そうだ。
こんど渡辺君たちにあの・・・・女の子から声かけられたことも相談しておこうかな

『離れてください・・・・か。』