惑わせる彼Ⅴ【紫】 (ページ15)

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向井「はぁい！こちらキーマカレーと、日替わりのプレートですぅ」

『わっ、美味しそう・・・！』

ラウ「きゃーー！康二くんありがとう！」

間もなくして届けられた二人のランチは、やっぱり胃袋をつかまれているみたい
やっぱりおいしそう・・・！

向井「辛かったら、言ってくださいねー？」

『香りも最高です、私はもうここの虜ですよ！』

店主「やった。ここのカレーはスパイスから作ってますから。自信あります！」

ラウ「いただきまーす！」

大きな口を広げて、プレートのおかずを頬張るラウール君が
とにかく年相応で可愛い

さっき駅前にいたおしゃれな立ち姿の彼とは大違い

あ、美味しんだね

頬張りすぎて、目で私に訴えてくる(笑)
可愛いなぁ・・・・。

『美味しいんだ？(笑)』

ラウ「んまぁい・・・」

向井「てんちょー。あそこの席、輝いて見えません？」

店主「キラキラを感じるわー。」

向井「俺もあそこに交じりたいわぁ・・・」

店主「こら。今日はデートなんでしょ？お邪魔はやめな。」

向井「ちぇっ。」

ラウ「あー、ご馳走様。いっぱい食べちゃった！」

『やっぱりここのご飯美味しいね。』

向井「今日もまたきれいに食べてくれてぇ～！ありがと～！！」

『ご馳走様でした。さぁて、ラウ君。次はデザートだけど』

ラウ「んふふふ。Aさんてば、目の色が違う！！！」

向井「これが今日のカフェメニューですぅ。」

『これが楽しみだったんだもん！』