参加型テニプリ夢短編集　【夢紅茶】

眠りネズミが開くお茶会1 magicnight 様リク ページ30

HR終了のチャイムが鳴り響いた後の校内をバタバタと走るA

廊下は走らないというお決まりの貼り紙など無視だ


「あっ、いた！跡部！聞いて！聞いて！ジローちゃんが寝ないで・・
いや、半分寝てたケド・・調理部の人達とお菓子作ってた！！」

「アーン？何だいきなり」

「・・・っていうか何でお菓子作り？
もしかしてお菓子作りの才能があったとか？
うん。きっとそうだよ」

「おい、A聞いてんのか？」


一人自問自答を始めるAはいつものことで・・


「・・・おい樺地、今すぐジローを連れてこい」

「ウス」

「あ、ジローちゃんならもう学園内にいないけど」

「なんだと？」

「作ってたのは昼休みで、さっき出来たお菓子持ってどっか行った」

「何で呼び止めなかったんだ」

「え？だって跡部に急いで報告しようと思ってさぁ。
それにちゃんと過去形で話したでしょ？」

「・・・・樺地、コイツを忍足のトコへ連行しろ」

「ウス」

「え？ちょ、何で？えぇぇ！？」


放課後の面白い出来事は学園内で起こるとは限らない


「それにしても、あのジローが寝るよりお菓子作りをしてたとはな・・」


・・そんな日の眠りネズミのお話

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