インデックス ページ5
真由美「凄いじゃない達也くん!これは快挙よ!」
第一高校の作戦本部にて達也の背中を興奮気味にバシバシ叩く真由美。痛みは感じないが、ややしつこいのか達也が周りに助けを求めている
『真由美、そろそろ落ち着けよ』
真由美「あっ、あぁそうね、ごめんなさい。でも本当にトップ3独占なんて凄いことなのよ!」
達也「すごいのは俺ではなく、選手ですよ」
明智「いやいや、司波君が私たちのCADを調整してくれたからだよ!」
滝川「そうそう!今でも信じられないくらいだよ!」
選手であった明智と滝川が興奮しながら話す
北山「みんな、達也さんのお陰で入賞できたと思っているよ。私だって達也さんが担当していなかったら優勝できたかどうか......」
淡々と饒舌に話す北山だが、興奮しているのは隠しきれていなかった。北山ら三人に真由美や摩利もうんうんと相槌をうっている
市原「北山さんが使用した魔法については大学のほうから《インデックス》に正式採用するかもしれないと打診が来ております」
達也「そうですか。では開発者の欄には北山さんの名前を答えておいてください」
北山「そんな!ダメだよ!あれは達也さんのオリジナルなのに!」
達也の自然な返答に北山が慌てて待ったをかけた。
《インデックス》
国立魔法大学が作成する魔法の百科事典の固有名称の一覧表で、これに採用されるということは"新種の魔法"として扱われる。魔法開発の従事者達にとってはインデックスに自分が開発した魔法が掲載されることは最高の名誉であり、目標なのだ
達也「開発者の名前に最初の使用者が登録されるのは、よくあることだぞ」
北山の抗議も達也はやんわりと返したが、今度は摩利が「謙遜し過ぎるのではないか」と呆れたように言う
達也「謙遜ではありません。自分の名前が登録されたまほうを、当の本人が使えないなんて言われたくないからです」
摩利「自分が使えない魔法をどうやって試したんだ?」
達也「別に発動できないわけではありません。ですが、俺だと時間が掛かりすぎるんです。実戦レベルで使えなかったら使えるとな言えないでしょう」
そろそろ達也と摩利の言い合いが泥沼化しそうだったため俺が妥協案をだした
『なら連名で登録してもらえば?』
達也「しかし、それは前例がありません」
『前例がないからしてはならないということはないだろう。規約にも連名で登録してはならないとは書かれていないからな』
達也「はぁ、わかりました...」
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Χ(プロフ) - 好みっす、更新待ってます!!!! (2022年6月3日 19時) (レス) id: fd72f115dc (このIDを非表示/違反報告)
ta0628tm0105(プロフ) - 最高です! (2021年6月20日 21時) (レス) id: 0ed1a1911f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彗星 | 作成日時:2021年1月13日 23時