李牧_一目惚れ ページ16
※秦国の給仕人設定
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秦と趙が盟を結んだ
これから秦趙同盟の宴が始まるとあって
使用人たちは忙しく動き回っていた
私もその1人だ
あらかたの準備が整うと
使用人の中でコソコソと噂話が飛び交った
「趙国の宰相様、李牧様っていうらしいわよ」
「噂ではものすごく冷酷で恐ろしいって」
「蒙武様のような大男だって私は聞いたわ」
「戦では残虐な事も何なくするとも聞いたわ」
誰一人本人を見た事がないのに
噂話というのは盛り上がるものだ
「Aさん、李牧様の卓をお願いできないかしら」
「えっ、むりむり、怖すぎるよ」
冷酷で残虐？絶対無理。
「大丈夫よ、近くのお席には
呂不韋様や昌平君様がいらっしゃるわよ」
「そうそう、昌平君様のことかっこいいって
言ってたじゃない。近くで見れるチャンスよ。」
みんなの押し付けがすごすぎて断る事が出来ず
李牧様の卓を担当する事になってしまった
宴がそろそろ始まろうとしている
料理を持ち担当する卓にだんだん近づいて行くと
見た事のない男性と女性の姿が目に入った
(綺麗なお顔立ちのこの方は李牧様の側近の方？
なんかニコニコしててるし
怖そうな雰囲気の人じゃないなあ…
わ！でも隣にいる女の人すごい私のこと睨んでる！
ちょっとジロジロ見過ぎちゃったかしら)
「カイネ、そんな目で給仕の方を見てはいけませんよ。」
「でも李牧様、盟を結んだからといって裏切りが
起こらないとは限らないので。例えば毒とか。」
「大丈夫です。私は死にませんよ。
…いや、さすがに毒は死にますね。」
ははは、と笑う男性は確かに李牧と呼ばれていた。
びっくりして目が丸くなる
噂と全然違う
むしろ正反対なのでは？
とても冷酷で残虐だなんて思えなかった
「大丈夫ですか？固まってしまってますが」
声をかけられて、我にかえる
声をかけて来たのは李牧だった
「あなた、お名前は？」
「そんな、名乗れるような身分ではありませんので」
「聞きたいのです。だめでしょうか？」
「……Aと申します。
趙国宰相様に名前を名乗るだなんて
御無礼お許しください。」
「私が聞きたかったので良いのですよ。
Aというのですね。可愛らしい。」
「李牧様、秦国の給仕人に何をしてるんですか」
カイネが止めに入った所で呂不韋が割って入って来た
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Lin(プロフ) - ぽむさん» コメントありがとうございます！続編の方に蒙恬新作アップしました！最近アニメ見て蒙恬熱が上がってます。笑 他の展開も書く予定ですのでよろしければお付き合いください！ (2021年7月7日 13時) (
レス) id: f3bf054ccf (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ - いつも楽しく読ませて貰ってます！蒙恬のお話リクエストします！楽しみにしています！ (2021年7月7日 4時) (レス) id: 647e3af02d (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 続編も楽しみにしています！ (2021年7月5日 10時) (レス) id: e64872b0e0 (このIDを非表示/違反報告)
Lin(プロフ) - ちぃ様いつも読んでいただきありがとうございます！こちらのページがいっぱいになったので続編作成中です！近日中に公開予定なので続編も読んでいただけたら嬉しいです^_^ (2021年7月4日 19時) (レス) id: f3bf054ccf (このIDを非表示/違反報告)
.(プロフ) - お返事ありがとうございます！楽しみにしてます＞＜ (2021年6月13日 16時) (レス) id: 86ec3e8020 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lin | 作成日時：2021年1月17日 2時
