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馬車に揺られて数分。
あれ、シンデレラって水色じゃなかったっけ？
なんでピンクなの？
まぁいいや。
しばらくすると馬車が止まって、城についた。
…………………
城の中は人でいっぱい。
……あれ、さっきWESTさんいた……？
「あの、」
聞き覚えのある声。
「ダンスのお相手どうでしょう？」
「え、」
そこには王子様の格好をした……駿佑。
あたりを見回すと女の人たちが顔を赤くしながら注目している。
「……はい……けど私踊ったことなっ……!?」
不思議なことに一歩も躓かなくて。
「お嬢さん。お上手ですね、」
「あ……ありがとう……。」
横目にママ母？とお姉さまたちの三人が悔しそうにこちらを見ていて。
ちょっと優越感。
ひと通り終わると。
駿佑にエスコートされてベランダらしきところへ。
「僕は孤独で……。
小さな頃からよってくる女性は皆地位と顔目当
てで。
でも僕は今一人じゃないって思えるんです。」
「……はい……」
「僕と結婚してくれませんか……？」
「へっ、」
駿佑とそっくりのその人のまだ直ぐな瞳に吸い込まれそう……。
ふと横目に時計が見える。
今は……
11:55！
「わ、わたし……急がなくちゃ！」
「え、ちょっと待って！」
急いで階段を駆け下りる。
その拍子に片方のガラスの靴が脱げてしまった。
けど拾う時間がないから無視して走る。
走って走って
少し振り返るとガラスの靴を抱えて呆然と立ち尽くす駿佑みたいな人。
走って走って走り続けているうちに……
誰かの声が聞こえた。
……な
駿佑「小瀧優菜！」
貴方「は。、」
あれ、今までのは……
貴方「夢……？」
駿佑「優菜さ、結構演技うまくない？」
女1「え？そうなの？」
駿佑「俺のセリフの手伝いよくしてくれてるし
覚えも悪くないと思うで。」
男2「まじ？じゃあ小瀧でいいんちゃう」
謙杜「じゃあおれ魔法使いで〜！」
先生「決まったな！
じゃあしゅうりょ〜う」
キーンコーンカーンコーン
……え、
………………………ヒロインとかありえへんっ!!!!!!
お久しぶりです。
更新遅くなりました。ごめんなさい！
受験生なのでこういうことも多くなるかもです……
続く (更新停止中)
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作者名：cotton | 作成日時：2019年6月10日 20時
