dream in the school

haechan ページ18

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『ドンヒョクっ！』

HC｢なに…｣





授業中、ぐっすり眠る俺の背中を、

ペンで容赦なくつつき、小声で俺の名前を呼ぶのは、

後ろの席のキム・A。





『寝てたでしょ笑』

HC｢見りゃ分かるだろ…で、何？｣

『ドンヒョク、次当たるから起こしてあげたの。』




えっ？！次？！と思い、

ガタッ、と席を立てば、




先｢…どうした？ドンヒョク、答えたいのか？｣

HC｢えっ、ちが、｣




どういう事だ、と後ろを見れば、

いたずらっぽく笑うA。



そのままわからない状態で答えさせられ、

本当に恥ずかしい思いをした。



HC｢おい、A、許さん｣

『寝てる方が悪いんでしょ〜、はい、今日のノートね』



そう言って、いつも通りカラフルなノートを見せてくれる。

Aの成績はずば抜けていいわけではないけど、

俺よりは遥かに良い。


そして、ノートが綺麗だから、いつも見せてもらっていて、

俺の成績はそれによってなんとか保たれていると言っても過言ではない。




HC｢あざっす｣

『はいはい…ふぅ、これも席替え近いからいつまでかな〜』





…席替え、か。



全然考えて無かったけど、

席替えしたら、次こそ…こいつと離れる、のか。



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