dream in the school

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『…ちょ、ジェノくん、何してっ、』



俺の肩を軽く押すと、

そこにはさらに顔を赤くさせたAがいた。



JN｢…俺たち、三、四歳くらいしか変わらないんだよ？｣



Aは、若くして先生になったから、

まだまだ二十代前半。

見た目も、僕達と変わらない。



『でも、先生と生徒なんだから、』

JN｢…じゃあ、嫌だったの？嫌なら俺の事退学させるなりなんなりすれば？｣

『た、退学、』



Aが俺を拒むなら、

俺は無理に自分の物にしようなんて思わない。






ただ、好きだから。

君には、幸せでいて欲しい。

でしょ？





JN｢ねえ、どうなの？｣

『…ジェノくん、あのね、』




その次に放った言葉は、

僕を完全に君から抜け出せなくさせた。









『卒業したら、迎えに来て？』

『その時に、私の気持ち、伝えるから。』



JN｢…俺の事、好きなってくれるの？｣



『これからの、ジェノ次第だよ。』






この時点で、俺たちの、


"先生と生徒"


という関係は十分崩れていると思う。





けど、それが完全に崩れるまで、

君の目に俺しかうつらないように、

してあげるから。








end.

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