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"んーどうすっかな"
独り言のようなトーンで有岡くんは呟く。
なんだろ?
大貴「言いずらいんだけどさ...ベット1個しかないんだよね。」
まぁそうだよね。
一人暮らしの家に逆に2つベットがある方が不自然だし。
そんなに心配することかな?
『そうなんですね。じゃあ私、ベッド借ります。』
大貴『え、はぁ?!ちょ、まじかよ。』
ふふっ。
有岡くんは間の抜けた顔をした。
今までよっぽど謙虚でいい女の子にしか出会ったことが無かったんだろう。
そりゃそうか。イケメンだし、女の子にも優しくされてきたに決まってる。
私だって、もし彼を狙ってたら、ベッドは譲りますよか、あるいは一緒に寝ましょって言ったと思うし。
けど、今回に限っては、もうそうゆうやり取りもめんどくさい。
いい子ぶるのは逆に恥ずかしいくらいだもの。
『え?まさか...女の子床で寝せるつもりでしたか?』
大貴「...ベッドは譲るつもりだったけど、あまりの遠慮のなさについ。」
『わー優しいですね。ありがとうございます!』
ちょっとイラついたように顔を歪める彼。
苦笑混じりの顔で私をみた。
と、思うと、すぐに口角を上げて不敵に笑う。
大貴「やっぱやーめた。」
ついこてん、と首を傾げる。
それだけでは意味を汲み取れなくって、私は促すように彼を見返した。
大貴「一緒にねよっか、初音さん。」
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himawari(プロフ) - 有岡担さん» 1年越しのレス失礼致します。ありがとうございます!とても嬉しいです!まだHey! Say! JUMP好きですか?良かったらまた見てくださいね! (2021年11月2日 23時) (レス) id: bbb7ea1a79 (このIDを非表示/違反報告)
有岡担 - はじめまして!あの、このお話を見たときにもう最高かと思いました!続きも待ってます。 (2020年7月31日 16時) (レス) id: a06e75bb6c (このIDを非表示/違反報告)
himawari(プロフ) - マリナさん» マリナさん、コメントありがとうございます!頑張ってかきたいと思います! (2019年1月31日 19時) (レス) id: 9a53dee1e8 (このIDを非表示/違反報告)
マリナ(プロフ) - 初めまして!一気に世界観にハマってしまって主人公ちゃんの幸せの続きが気になりました!更新待ってます! (2019年1月30日 4時) (レス) id: bbedea094b (このIDを非表示/違反報告)
himawari(プロフ) - maimaiさん» ありがとうございます!普段は読まないのに、読んで下さってるっていうのは本当に嬉しいです!!つい更新してしまいました...! (2019年1月21日 8時) (レス) id: 9a53dee1e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:himawari | 作成日時:2018年8月25日 21時