第7話 次の作戦 ページ9
私達は『敵』側で待機をしながら、作戦をたてていた。
「相手は轟と上鳴か…がんばろうぜ！」
『ああ』
轟君が氷の方で、もう1人が上鳴君か。
……轟ってどっかで聞いたことのある苗字だな…
『切島君の個性はなんだ？』
「俺は『硬化』だ！対人戦には強いぜ！龍堂は？」
ドラゴンの事は今はいいだろう。
屋内じゃ使いづらいからな。
『私は炎とか風とか色々使える……なあ、作戦思いついたんだが、こうゆうのはどうだろうか』
「！なんだ？」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
(……！来た…)
氷の音が下から迫ってきている。
轟が先程と同じように建物を氷漬けにするのは、予想範囲内だ。
「龍堂！頼んだぞ！」
『まかせろ』
切島は核を持ち上げ、足を『硬化』させる。
そしてAは切島から数歩手前に立ち、両手を顔の前に広げた。
ﾊﾟｷﾊﾟｷﾊﾟｷｯ
『ふっ！』
床が凍り始めた瞬間、Aは腕を左右にバッと広げた。
ﾎﾞｫｫｫｫｯ
Aの正面から燃え広がるように、『炎』が部屋全体を覆っていった。
みるみると氷が溶けていく。
「すげえな……もう降ろしても平気か？」
『ああ。熱くなかったか？』
「ちょっとな！でも大丈夫だ！」
『そうか』
炎が覆ったのは壁だけではない。足元もなのだ。
個性を使うAは無傷だが、床に接している核と切島には被害が及びかねない。
そこで、切島には核を持ち上げ『硬化』してもらうことで、炎の影響を受けないようにしたのだ。
氷を溶かし終え、炎も既に消えていた。
『よし、じゃあ次の作戦にいこう』
「おう！」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「龍堂！カバー頼む！！」
『ん』
切島が砕ききれなかった氷を、Aが炎の弾で壊す。
2人は核のある部屋の真下の階で、轟がいるであろう場所へ向かっていた。切島を先頭に2列になり、時々来る氷を壊しながら進んでいく。
『見えた…』
「ああ！轟だ！」
轟は待ち構えていたように、足から氷を出す。
しかし切島がそれを砕き、氷漬けになるのを防ぐ。
上鳴はいないようだ。
(予想通り)
上鳴の不在に気づいた切島がこちらを見る。
Aはそれに小さく頷き、轟を見据えた。
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蒼鈴蘭(プロフ) - ゆともすさん» コメントありがとうございます！！かわいいよりかっこいいを目指してます(笑)なかなか忙しくて更新するのが大変ですが、がんばります！！ (2018年8月29日 19時) (
レス) id: 61752baa50 (このIDを非表示/違反報告)
ゆともす(プロフ) - 主人公めっちゃカッコイイです！(´∀`) 続き待ってますー！頑張ってください(*^^*) (2018年8月28日 4時) (レス) id: 0710793742 (このIDを非表示/違反報告)
蒼鈴蘭(プロフ) - 桜瀧さん» ありがとうございます！！楽しみにしていてください！！ (2018年6月30日 18時) (レス) id: bbd138654f (このIDを非表示/違反報告)
桜瀧(プロフ) - ドラゴンの個性、めっちゃ好きです！！これからも更新楽しみにしています！ (2018年6月28日 18時) (レス) id: 83b4a1d791 (このIDを非表示/違反報告)
蒼鈴蘭(プロフ) - アロマさん» コメントありがとうございます！これからも個性をどんどん使っていくので、楽しみにしていてください！ (2018年3月12日 20時) (レス) id: 6d02c817f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼鈴蘭 | 作成日時：2018年3月4日 22時
