【Dr.stone】千空にだけ甘々なネコ (ページ2)

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1話ページ2

sideA

A『千空～、何作るの～？』

千空｢さあな。毎日来やがって御苦労なこった。｣

今日もカッコイイなぁ。

大樹｢聞いてくれ！千空!!俺は決めた！今日、今からこの5年越しの想いを杠に伝えるっ!!｣

うるっさ！

A『あのさぁ、どーでもいいけど、音量調節してくれない？鼓膜破れたら慰謝料払えよ。』

千空｢クククッ…お前はそんなヤワじゃねーだろ。｣

あ！笑ってくれたぁ！

大樹｢むっ！それはすまないっ！｣

千空｢それはスゲー興味深い深い。声帯がぶち壊れるほど応援してるわ。この化学部室から。｣

!!

A『千空の身体に1つでも傷つけたらクロロホルムでも食品に混ぜて食わせてやる。』

千空｢犯罪じゃねーか。｣

A『それぐらい千空は全人類大切にすべきだもん。』

大樹｢おお！そうか！ありがとう!!千空！｣

うるっさ。

千空｢うるせえな。1mmも応援してねーよ、このデカブツ。｣

大樹｢何！？どっちだ！Aは応援してくれるか！？｣

矛先こっち！？

A『私は私の事で精一杯。千空応援するのが忙しいから応援出来ねーわ。』

大樹｢相変わらず千空が大好きだな！｣

うるさい。

A『そうよ、悪い？』

大樹｢悪くないぞ！良い事だ！｣

千空｢悪ぃだろうが。俺と大樹と杠以外と喋ろうともしねー。｣

ふーんだ。

千空｢そもそも5年も何も言わねえとか、どんだけ非合理的なんだぁ？｣

A『私はずっと好きって言ってる。』

千空｢言い過ぎて嘘くせーとか思う。｣

な！

A『千空酷い!!』

千空｢へーへー。｣

千空は飄々と実験を続けてる。

千空｢俺が死ぬほど合理的なもんくれてやるよ。｣

惚れ薬って言って出した。

惚れ薬を使いたい相手が居るの…？

私はもう千空にベタ惚れだからする必要ない…

しかもバカは捨ててるし。

A『…今日帰る。』

千空｢アホ。｣

チョップされた……

千空｢嘘に決まってんだろ。そんなもの俺が作るかよ。｣

そっかぁ。

A『千空～、』

千空｢あ？｣

A『だーいすき。』

千空｢聞き飽きたわ。｣

なんか、しばらく言えない気がした。

そこから私が目覚めるのはだいぶ先の話。