浮かれたヘビーハート ページ7
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そんな顔をさせたかった訳じゃないけど、気まずい空気になってしまったから、とりあえずAを先に風呂に押し込んできた。
ふうと一息ついてソファに身を沈めて、マグカップのコーヒーを一口飲む。
うわ、冷めてるし。
こうして一人でゆっくりする時間も無いのかと思うと、少しだけ勿体無いような気もするけど、今はそれよりも楽しみがある。
なんて、少し前の自分なら思いもしないだろうな。
この時間が何よりも自分の癒しだったのに。
そこに自ら人を招き入れる日が来るなんて、自分でもびっくりしてる。
家族やメンバー以外と長い時間を一緒に過ごした事が無いから、良い事も悪い事もあるかもしれない。
まあでも、俺は自分の選択が間違ってると思わない。
何よりAと一緒に少しでも長く過ごしたいから、それに今より先の関係まで辿り着きたいから。
結局口をつける間も無く冷めてしまったAに出したマグカップに、自分のを並べてみる。
…これ、何かカップルみたいじゃん。
こんな事ならお揃いのとか無理やり買っておけば良かった。
てか今度買うか。
ぼーっと考えているとテーブルに置きっぱなしだったスマホがバイブを鳴らした。
…何だよ誰だよこんな時間に、ていうかこんな時に。
出たくないなあと思いつつも手に取って確認すると、相手はすぐ先にいる筈のAだった。
勿論、すぐさま応答する。
「ん？どした？」
" ほくちゃん、あの、大変申し訳ないんだけど… 、そのパジャマ持ってくるの忘れちゃった "
「あーキャリーの中？持ってくけど」
" いやあのそうじゃなくって、家においてきてしまいまして "
「え？」
" 服、貸してください "
何で、そんな分かったような事ばっかりするんだろう。
俺がそういうの好きだって知っててやってるんならそれって、かなり酷い女だと思うんだけど。
期待とか喜びを通り越して半分呆れながらも、上がってしまう口角を隠す相手もいないのでそのままに。
光の速さでクローゼットを漁り始めていた。
華奢だなんだと周りからは良く言われるけど、流石にA相手だとどれもこれも大きいだろう。
一応、大きすぎて不便にはならない程度に、でもぴったりにはならないような絶妙なパーカーとスウェットを吟味する。
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も。(プロフ) - usaさん» コメントありがとうございます！この一番もどかしい時間を楽しみながらのんびり進めていけたらと思います。更新ペースも早い方ではないですがまた覗いて頂けたらと思います(T_T)ありがとうございました！ (2020年7月21日 13時) (
レス) id: db66c21382 (このIDを非表示/違反報告)
usa(プロフ) - 今回の更新もとっても面白かったです。早くほくちゃんとくっついて欲しいような、付かず離れずのもどかしい距離が楽しいような…！今後の展開も楽しみにしていますのでご自身のペースで無理せず更新がんばってくださいね。引き続き楽しみにしております！ (2020年7月20日 22時) (レス) id: c80ccd6f24 (このIDを非表示/違反報告)
も。(プロフ) - 飴さん» ご意見ありがとうございます^ ^長文かつストーリーが遅いことは明記させて頂いており、また趣味かつ自己満足の作品ですので読んで頂くことを強制しておりません。合わないと思いましたら読むことを辞めて頂いて構いませんよ。お時間を割いて頂きありがとうございます。 (2020年7月18日 15時) (レス) id: db66c21382 (このIDを非表示/違反報告)
飴 - 何度も続けてのコメントですみません。 長々と失礼なコメントで失礼致しました。 それでは...。 (2020年7月17日 19時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
飴 - またまた続けてのコメントですみません...。 そして台詞の行間隔あけたほうが良いと思い ました。 行間隔が詰まっていると読みにくいので...。 (2020年7月17日 19時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：も。 | 作成日時：2020年4月25日 23時
