未知の未来 ページ48
私は近くにいた吉田さんに「少し巡のこと探してくるよ。」と言うとわかったーと手をヒラヒラ振ってくれたから私もほわほわした気持ちで手を振り返した。
そして、はじまりの場所へ。
早く早く、
そう言えば、もうとっくに夏の下旬。
濃い青が恋しくなる。
油絵を描くようになってからというもの何かと構図とか、色合いとかに目が向いてしまう。
でも、彼らと出会って世界はより鮮明に見えた。
紅、スカイ、臙脂、青藍、若緑、翠、白、薔薇色、ベルフラワー、アリスブルー、紫、桑染。
色彩鮮やかな彼らに。
色づく景色にどれほどワクワクさせられたか。
だから、彼らにも正直者にならないと。
ぐっと4つ折りの紙をポケットに押し込む。
そして、先程の字を脳裏に浸透させる。
"まだだぞ。閣議を始める。"
私はフェンスを越える。
大きな大きな桜の木を見やれば、
ズラッと並ぶ個性有り余る仲間。
私は抑えることなく、
ただ無邪気に
「次は世界征服の計画でもすんの？」
と笑った。
皆、吹き出して大声で笑った。
ロ「いきなりきてそれかいな！w」
ゾ「ほんま、おまえ変なやっちゃなぁwww」
し「JKが世界征服とか言ってますよw」
エ「Aちゃんビックマウス並やなぁw」
シャ「いや！出来んやろオレらなら！」
コ「お！シャオロンええこと言うやん！」
ひ「誰かこの駄犬共止めてやって。」
鬱「無理やろww馬鹿やもんコレwww」
コ＆シャ「「なんやと！！」」
オ「Aちゃん可愛いわぁ〜」
ト「貴方がいうと、ウチの馬鹿がはりきんのやから少し自重してや。ま、ウチにはバカしかおらんけどな。なぁ、グルッペン。」
シンとする空気。
私のみんなに近づく靴を擦りながらなる足音だけが響く。
そして、彼の前に立った。
私は彼の紅い瞳と目を合わせ、音を吐く。
「グルさん、よろしくね。」
手を差し出す。
あの時は逆。
私は貴方に手を引かれた時から魅了され続けられたのだろう。
もう、カッコ仮はおしまいだ。
貴方に過去を話した時に決まっていた。
今度は私が貴方のために。
その喉が詰まりそうな未来を変えるために。
私の全てを差し出してやるわ。
口角を上げる彼と私の手のシワが重なる。
グ「ようこそ、"我々"へ。
今後はお前のための組織であり、
お前も全員のためのtoolだ。
忘れるなよ。
では、
新人の世界征服の計画に興味があるものー。」
「ちょっ！本気にすんなや！」
楽しい。
嬉しい。
また、辛いことがあるだろう。
けど、大丈夫だな。
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D(プロフ) - ルキさん» はい！実は個人的にどっちにしようか悩んでなんか他の方々と同じ書き方するのつまらんと思ったしだいです！ご質問ありがとうございます！よりよい話になるよう精進致します！ (2019年6月20日 16時) (
レス) id: 5255f6ffa2 (このIDを非表示/違反報告)
ルキ - めちゃおもろいです！欝じゃなくて鬱ですよ…！わざとそうしてるのならすいません…！ (2019年6月16日 2時) (レス) id: f38841be90 (このIDを非表示/違反報告)
晃夜(プロフ) - ハルさん» 読んでくれてありがとうございます。更新遅くてすいません。早めに投稿できるよう善処します。好きです。笑 (2018年3月6日 14時) (レス) id: 153c465e30 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 好きです 頑張ってください！ (2018年3月6日 6時) (レス) id: 9915f5d63f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこ x他2人 | 作成日時：2017年4月15日 16時
