メモリー3 ページ32
母さんは夜中やっと帰ってきた。
もう、安堵がこみ上げ目が熱くなった。
母さんは酷く驚いていた。
いつもは静かに寝ていた私が母さんを見て泣き出したのだからそりゃそうなる。
そして、ちゃんと、今日あったことを話した。
母さんはそれを聞いて、「そうなの。」というと、私の頭を撫でた。
母「ちぃちゃん。明日学校行かないでお休みしようか。」
母さんにそう言われてホッとした反面心配もあった。
そんなことをしてもいいんだろうか、病気でもないのに学校を休んでもいいのか、私は母さんにそう聞くと母さんは困った顔をした。
母「確かにズル休みはだめよ?でもね?病気は体の病気だけじゃなくても心の病気もあるの。ちぃちゃんは明日も学校行くのとっても怖いでしょ?なら、ズル休みじゃないのよ。そして、ママも明日はお休みをとって一緒にいます!二人で休んじゃおう!」
母さんはニッコリ笑って言った。
この人は私を安心させることが本当に上手いと思う。私は納得して頷いた。
次の日、母さんは学校に電話をした。
母「はい…今日は休ませたいのですが…今度そちらに伺ってもよろしいですか?あの子がそちらの教員に暴力を受けて学校に行けないと言っているんです。…ホントですよ…は?…そうですか、で、行っていいんですねそちらに?まぁ、関係なく行きますが…えぇ、はい、失礼します。」
「ママ…」
母「どうしたの〜?あ!もう、そんなくらい顔しなーい!ほらご飯食べよー!」
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そして、次の日、私は学校へ行った。
案の定母さんも一緒だった。
そして、初めて私は校長室に入った。
そこには担任の女性の先生と、アイツがいた。
母「先生、いつも娘がお世話になってます。」
母さんはニッコリ微笑む。
それに担任は心配そうに返事をしていた。
母「それで、早速お話初めてよろしいでしょうか?」
校長室でソファに座りながら、母さんは言った。すると、校長も「え、ええはいそうしましょう。」と少し困惑した様子で受け答えをした。
母「先日した内容の通り、娘が教員に頬を叩かれて体をさわられたと言いました。それで昨日の時点で名乗り出た教員はいらっしゃいますか?」
担任「…いいえ、全教員そんなことはしていないと…」
母「そうですか。…ハッキリいってとても不愉快です。そして、私は娘が誰にやられたか知りませんが、実際にこの子は知っています。それでも、名乗り出ませんか?」
母さんの声はよく通る声静かに話しても耳に届く。
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D(プロフ) - ルキさん» はい!実は個人的にどっちにしようか悩んでなんか他の方々と同じ書き方するのつまらんと思ったしだいです!ご質問ありがとうございます!よりよい話になるよう精進致します! (2019年6月20日 16時) (レス) id: 5255f6ffa2 (このIDを非表示/違反報告)
ルキ - めちゃおもろいです!欝じゃなくて鬱ですよ…!わざとそうしてるのならすいません…! (2019年6月16日 2時) (レス) id: f38841be90 (このIDを非表示/違反報告)
晃夜(プロフ) - ハルさん» 読んでくれてありがとうございます。更新遅くてすいません。早めに投稿できるよう善処します。好きです。笑 (2018年3月6日 14時) (レス) id: 153c465e30 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 好きです 頑張ってください! (2018年3月6日 6時) (レス) id: 9915f5d63f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねこ x他2人 | 作成日時:2017年4月15日 16時