はじめの１歩 ページ2
カラカラと自転車をこいで、少し冷たい風に髪を揺らされながら学校へと向かう。
誰がクラス一緒だったかな。
まず、あたしの前のクラスのやつら大半文系だからいないかもな。
ボッチは何かと大変だし、誰でもいいから良さそうなのいないかしら。
そう言えば、誰かがすごい奴と一緒って聞いたな。
誰だっけ？
考えているが、それに労力を使うつもりわない。
クラスに行けばわかるだろう。
学校の敷地に入り、自転車置き場に自転車を残した。
だが、クラスにはむかわない。
すぐ近くの体育館を横切り、プールの金網を乗り越えプールサイドに忍び込む。
そして、今いるところから見える奥にあるピンク色の淡い色に近づこうと歩き出す。
手前から奥の金網まで歩いて、目的地で止まる。
プールサイドは桜の木の根元の地面より数10センチ高いから桜の花に包まれた気分になる。
私はこういう人気のないところが好きだ。
疲れないし、何も考えなくてもいい。
スマホを取り出して、時間を見ておく。
うぅん、もう2年のクラス行っておこうかな。
先にグループ作られるのも嫌だし。
「じゃあ、またね。」
桜の木にそう呟いて、
そこから立ち去ろうと、後ろに方向転換すると別の人物がそこに居た。
私は驚きと焦りで声が出なくなった。
やっべぇ、人居たよ。
今の声聞こえてないよね？
とか、考えていると彼から先に声を発した。
「君もここが好きなのか？」
これまた驚くほど低くい声。
だが、威圧はない。
むしろ安心すると言った感じがする。
私は心を落ち着かせ、ゆっくり返した。
「うん。ここすきです。」
よく使う顔でそう返しておいた。
すると彼の口元が上がっていたのが一直線になり、正しく真顔になった。
え？なに？
なんか変な事言ったか？
まぁ、でも、この人と仲良くすることはないだろうしさっさとクラスにいこ。
「では、私は行きますね。」
会釈し、その場から離脱した。
そう言えば、彼は随分イケメンの部類であった。なんか、焦りすぎて容姿の方に考えが行かなかった。でも、綺麗な紅い色の目だったな。
あの人ともう関係は無いかもだけど、もし出来るなら…いやいや、今更ホントのトモダチつくっても、ねぇ？
少し早足でクラスまで向かい、座席表に目を向ける。
フムフム窓側一番うしろ端いただきました。
神かよ。
誰もまだ来ていない教室でスマホをいじりながらクラスメイトを待つことにした。
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D(プロフ) - ルキさん» はい！実は個人的にどっちにしようか悩んでなんか他の方々と同じ書き方するのつまらんと思ったしだいです！ご質問ありがとうございます！よりよい話になるよう精進致します！ (2019年6月20日 16時) (
レス) id: 5255f6ffa2 (このIDを非表示/違反報告)
ルキ - めちゃおもろいです！欝じゃなくて鬱ですよ…！わざとそうしてるのならすいません…！ (2019年6月16日 2時) (レス) id: f38841be90 (このIDを非表示/違反報告)
晃夜(プロフ) - ハルさん» 読んでくれてありがとうございます。更新遅くてすいません。早めに投稿できるよう善処します。好きです。笑 (2018年3月6日 14時) (レス) id: 153c465e30 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 好きです 頑張ってください！ (2018年3月6日 6時) (レス) id: 9915f5d63f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこ x他2人 | 作成日時：2017年4月15日 16時
