時透無一郎の許嫁 弐

５５　何度でも ページ28

〜胡蝶 しのぶside〜

A『ごめん。もう大丈夫だよ。』


いつからか、泣かなくなった妹。




A『自分から胡蝶を名乗るなと言ったくせに、
何なの？私の名前を呼ばないでください。』

あんな酷いことをした私は、そうだよね、、、




ごめんなさい、信じれなくて、、、、、、







A『でも、、、謝るくらいなら、、、、、、
側にいて。』


勿論じゃない、、、




前世で、姉さんの仇討ち必死になって、
Aを置いていった。








側に居れなかった償いを、せめて、今世で、、、


ーーーーー
〜？？？side〜

まずい！
遂に無一郎君とあいつがくっついてしまった
じゃない！


どうしよう、、、

このままじゃ、、、


とりあえず＃＃＃と相談ね。

ーーーーーー
(しばらくして)

〜Aside〜


最近ずっと、絡みつくような視線を感じる。

最初は気のせいかな？と思ったものの、
毎日続くものだから、可笑しいなと思った。

実害は無いものの、やはり気持ち悪い。



意を決して、姉さんと無一郎達に話してみる事に
した。

A『ねえ、カナエ姉さん、しのぶ姉さん。
ーーーーーー。』

し「えっ！
それって、警察に届けといた方がいいんじゃないの？
実害が無いとはいえ、怖いもの。」

カ「しのぶの言う通りよ。
朝の職員会議で、議題に挙げとくわ。
煉獄さんも、気にかけてくれると思うし。」

A『ありがとう。姉さん達！
あっ！あそこに無一郎達がいる！

この事を話したいから、ちょっと行ってくる！』



カ「青春ねえ。」

し「そういう姉さんだって、不死川先生とは
どうなのよ？」

カ「しのぶだって、冨岡くんとはどうなの？」

し「ね、姉さん！」




姉さん達に話題にされてたとは露知らず、
無一郎達に駆け寄っていく私。



A『おはよ、無一郎、有一郎。』

有「おはよ。」

無「おはよう、A。
あれ？いつもこの時間だっけ？」

A「ううん。姉さん達に合わせたの。
唐突だけど、話があるの。
ーーーーーーーーーーって事があって、
あの、、、一緒に居てくれないかな？』




話始めた途端、それまでの笑顔が崩れる二人。


無「それって誰？！
あ、兄さんとか？」

有「お前なあ、、、、( ´Д`)y━･〜〜
俺がそんな下らん事するか？」


無「冗談だって。」


有「俺たち、協力するから。」


無「頼ってくれて、嬉しいよ。
守るからね。」

A『二人ともありがとう。』

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