【リボーン】ドSで腹黒な私は武お兄ちゃんの義妹です！ (ページ7)

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お兄ちゃんは野球大好きです！ページ7

「仕方ないですね……」

こうなれば最終兵器です。

私はポケットに手を入れました。

「テレテテッテレ～♪(←ドラエもんのアレ) バ～リ～カ～ン～」

私はさっそくバリカンのスイッチを押しました。

＜ヴヴ～！！＞

動物の鳴き声のようにバリカンは金属音をたてます。
私はこれで何回他人の頭を刈ってきたか……経験値なら私のほうが上ですっ！

「さて、雲雀さん……私も手加減はしません。貴方の頭をすごく恥ずかしい作品にしてみせましょう」

「ニヤ)そうこなくっちゃね……」

多分、雲雀さんは私が会ってきた中で一番強い。

殺気も、笑い方も……全然違う！！
でも、……いや、だからこそ……

「決めました。頭にドーナツを乗せたような髪型にしましょう。

そして、刈り終わったあとには、記念撮影でもして……町中の掲示板に張りましょう。

勿論、張るのも自分でしてもらいます♪」

「ふざけてるの……？咬み殺すよ」

「ふざけてませんよ。私は……

雲雀さんが涙目になって『ごめんなさい』と言ってくる姿を踏みにじりたいだけです」

＜ニコ＞

笑うことだけがお兄ちゃんとそっくりだと言われます。

でも、私とお兄ちゃんとでは笑う『理由』が違います。

＜ビュッ！！＞

「っ、」

「あれれ？雲雀さーん、動きが遅いですよ？
そんなんじゃ……左半分の髪がなくなりますよ？」

「…………黙れ」

＜ヒュン！！＞

「黙りません。
私はイライラして、歯を食いしばる姿を『見るの』が好きなんです」

「……悪趣味だね」

「いやだなぁ、変態には言われたくありませんよ」

私が雲雀さんと一方的な会話を楽しんでいると、不意にドアが開きました。

＜シパァアン！！＞

「A！！！！」

「お、お兄ちゃん！！」

なんと、飛び出してきたのはお兄ちゃんでした。

ピンチです！！
なぜなら…私、お兄ちゃんの前では『か弱い妹』という設定なんです！

「(ど、どどどど、どうしよう～！！)………;;」

。