【リボーン】ドSで腹黒な私は武お兄ちゃんの義妹です！ (ページ31)

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お兄ちゃんは爽やかです！ページ31

～黒曜ランドにて～

「ごめんくださーい」

＜しーん＞

「………この黒猫……私をこんな廃墟に誘いこむとはいい度胸ですね。

ミンチにしてやろうか？」

私は笑顔で、その猫ちゃんに問いかけます。

でも、猫は無視。
そのままズンズン進んでいく。

「……ったく、こんなところにいたら……何か出そうですね……」

「こんにちは」

「ぎゃぁああ！！」

私が猫を追いかけていると、突然、背後に人影が。

私はびっくりして、思わずその人影に

スペシャルストロングデストロイ
(※Aにしか使えない最終奥義)
を、おみまいしていました。

「ク、クフフフ……驚かせてしまったようですね……」

「ちょっ、う、うるせーです！！
とにかくっ私から半径10m以上は近づかないでください！！」

「なっ！」

しかし、その人影は私の肩を持ち、
落ち着いてください、と言う。

私の苦手な『アレ』ではないようですね……

「貴方、『アレ』……とかじゃないですよね？」

「は？」

その人影は、キョトンと首をかしげる。

私の数少ない苦手なもののひとつ。
そう、『アレ』。

「あの、フワフワ浮いて……足がない、……恐怖そのもの。

ここまで言ったらわかるでしょう！？」

「……あ、もしかして……

ゆうれ…「ぎゃぁあああ！！！！」

もう3文字聞いただけでも無理です！

私はその人影にデスメタルパンチを決めこみました。
(※Aさんの最終奥義です)

「私が苦手なものはストレートに言わないでくださいっ！！

事はもっとオブラートに包んで発するべきです！

例えば、『YOU☆REI』とか、『遊麗』とか……

思わず口ずさんでしまいたくなるような言葉で代弁してください！！！」

「は、はぁ……」

人影はデリカシーの欠片もないようなので、わかっていないようですが……

一応うなずきながら、話を進められます。

「その……ゆ、『YOU☆REI』はお嫌いなんですか？」

「……ええ、大嫌いです。『遊麗』」

「(即答ですか……)で、では……こちらの部屋に移りましょうか。

ここじゃ話せそうにありませんし」

「ぜひそうしてください」

「クフフフフ……では、こちらへ」

一番大きな扉を、顔の見えない人影があける。

そして、見えてきたものは………

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