【リボーン】ドSで腹黒な私は武お兄ちゃんの義妹です！ (ページ24)

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お兄ちゃんは獄寺さんよりカッコいいです！ページ24

「……でも、なんでオレなんかに話したんだよ……」

オレは、ふと思ったことを言った。

『この際……』といっても、会ったばっかり。

第一、仮にも嫌いなやつなんだから……絶対には言わないだろう。

そう思いながらAを見ていると、

Aはいったん目を閉じたあと、真っ直ぐこちらを見ていった。

「…………わかりません」

ただその一言だけ。

シンプルな言葉で終わらせた。

その姿は小学生なんて言わせない、大人びて……

何もかも割りきっている大人のようだった。

「……あれ、何ぼーっとしてるんですか？獄寺さん」

「あ、ああ……」

何故か見とれてしまっていた。

オレがぼーっとするなんておかしい。
それに、もっとおかしいのは……

「なぁ……お前……A……」

「(下の名前で呼んだ…？)
はい、なんでしょう？」

「……い、言いにくいけどよ…

その……悩みがあったらオレにでも相談しろよ」

異様にコイツのことが気になって仕方がない。

「！……何ですか…急に。気色悪い」

そう言いながら、Aは肩をすくめる。

さっきまでの暗い目ではない……なんとなくバカにしてる目だ……

クソッ……なんか腹立つな……

「ケッ……こっちは心配してやってんのに……」

「心配……」

＜じ～………＞

突然、身を乗り出してこっちを見てきた。

つーかこれは見てるというより……
観察……かっ！！？

「～～っ、///！！？」

「………じゃあ、こうしましょう」

「？」

「獄寺さんには……私の本性を黙っていてください。

その代わり、私は悩みごとを相談します。

これで貸し借りナシの関係の成立です」

「は！？」

ニヤリ…

いかにも悪役みてーな……でも、山本みたいな笑顔でAは言う。

「………いいぜ」

「やったー！

ﾎﾞｿｯ)……まぁ、最初から本性は口止めしておく計画だったんですけどね…

ま、結果オーライ……ですね！」

「…何がだ…？」

「あ、何でもないです。何でもないです。コッチの話ですから」

そしてこの後、Aから悩みを聞いたのだが………

それはまた別の話。

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