第68話 ページ34
取り敢えず、私がご飯を食べ始める前までには、副長は来なかった。
周りの人が食べ始めたのを見て、沖田さんも夕食を食べ始めた。
今日のメニューはご飯、わかめと豆腐と玉ねぎの味噌汁、千切りキャベツ(男の人は+ポテトサラダ)だ。
そういえば、この前食べた醤油炒め美味しかったなぁ。また出たりしたら嬉しいな。
海鮮丼とかも食べれたら嬉しいな。流石に、この人数分の海鮮は用意できないはずだから、難しいとは思うけどね。
つまり、簡単に言えば、醤油料理を食べたいって事なんだけど。
そんなことを考えていると、
ガラガラガラガラ
食堂の扉が急に開いた。そこに立っていたのは副長だった。
急に隊士達の話し声が止み、視線は食堂の入り口にいる副長へと向けられた。
副長は未だに帽子を被っている。そして、頭の上あたりに少しだけ凹凸が見える。
でも、まだ治っていないのもそのはず。薬の効力が無くなる時間は接種の3時間後から24時間後。つまり、接種から27時間後であるからだ。
副長が来たので、何かしないのかと沖田さんを見ると、幸いにも何もしてなかった。
きっとこれから大事な話が始まるから、イタズラを仕掛けていないに違いない。
ここでイタズラを仕掛けようとしたら、馬鹿としか言いようがないけどね。今の食堂の空気はとても緊張している空気だし。
土方「明日のことについて話したら、すぐに自分の部屋へ帰るつもりだ。
大事なことだが、一度しか言わない。心して聞いてくれ。」
副長がそう言うと、近藤さんが立ち上がり、副長の隣に立つ。
近藤「明日の粛清は攘夷志士の反乱をできる限り阻止すること、そして攘夷志士を捕まえることが目的だ。
今回は、いくつもの攘夷グループ、そして個人で活動している攘夷志士達が協力して反乱を起こす予定だ。
だから、出来る限り沢山の隊員に来てもらいたい所だが、屯所も守らなければいけないため、信頼できる何人かに守ってもらおうと思う。」
確かに、屯所が空になってしまったら、攘夷志士が忍び込み、機密書類(あるかわからないけど)が盗まれたりとかするかもしれない。
そして副長が屯所を守るために残る人たちを発表していく。
土方「…以上だ。」
近藤「あと、Aちゃんも残る。能力があるとはいえ、まだ戦場に出すことはできない。
ないことを願うが、もし、屯所に敵が来たら、Aちゃんを守ってあげてくれ。」
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さどぱか(プロフ) - 朝見たら、君の作品が更新されてた!見てきます!あと、コメントありがとう!(KYSさんが大好きなあなたのリア友より) (2020年2月6日 6時) (レス) id: c1e220a435 (このIDを非表示/違反報告)
しめじ少年(プロフ) - やあ☆((ごめん。ンンッ続編おめでとおおおおおおうッッッ!!!お気に入りとかしといた!!頑張れ!!あと私の作品のコメントありがとう!!(リア友より) (2020年2月6日 0時) (レス) id: 4071674049 (このIDを非表示/違反報告)
さどぱか(プロフ) - アリサさん» 続編も読んでくださり、有難うございます。 (2020年1月9日 17時) (レス) id: c1e220a435 (このIDを非表示/違反報告)
アリサ - えっ.....。 このお話、、、めっっっちゃ好こ。 (2020年1月6日 23時) (レス) id: c696a7446c (このIDを非表示/違反報告)
さどぱか(プロフ) - 猿山のゴリーランドさん» コメント有難うございます!コメントしてくださって大丈夫ですよ!これからも更新頑張るので、よろしくお願いします! (2019年12月29日 15時) (レス) id: c1e220a435 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さどぱか | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/O1rSdKG5jR4/
作成日時:2019年12月28日 20時